所長コラム・おすすめ本

<所長より一言>

<この本良かったですよ>

6年4月  『君に成功を祈る』 中村天風述 日本経営合理化協会刊
6年3月  『禅マイインド ビギナーズ・マインド』 鈴木俊隆著 松永太郎訳 サンガ新書
6年2月  『伸びる会社はこれをやらない』 安藤広大著 ダイヤモンド社刊
5年12月  『利己で会社をつぶすアホ社長・利他で会社をつなぐできる社長』」Clover刊 鈴木世一著
5年11月  『9割の会社は人材育成で決まる!』 小山政彦著 中経出版刊
5年10月 『貞観政要』 出口治明著 角川新書刊
5年9月『70歳、人生はもっと楽しくなる』 鎌田 實著 大和書房刊
5年8月  『叱って感謝される人逆切れされる人』 田北百樹子著 PHP刊
5年7月  『リーダーシップ・サイクル』 ノール・M・ティシー著 東洋経済新報社刊
5年6月  『自分のことは話すな』 吉原珠央著 幻冬舎刊
5年5月  『後継者不在、M&Aもうまくいかないときに』 青山財産ネットワークス著 日刊工業新聞社刊
5年4月  『ドラッカーに学ぶニッチ戦略の教科書』 藤屋伸二著 ダイレクト出版刊
5年3月  『もう一つの幸せ論』 小林正観著 ダイヤモンド社刊
5年2月  『伸びる会社はこれをやらない』 安藤広大著 すばる舎刊
4年12月  『壊れ窓理論の経済学』 光文社刊 マイケル・レヴィン著
4年11月  『人の心を動かす文章術』 樋口裕一著 草思社刊
4年10月 『ランチェスター戦略入門1』 田岡信夫著 ビジネス社刊
4年9月 『つぶれない会社のリアルな経営経理戦略』前田康二郎著 クロスメデア・パブリッシング刊
4年8月 『渋沢栄一 巨人の名語録』本郷陽二著 PHPビジネス新書刊
4年7月 『能力を伸ばす四つのポイント』 立花均著 ぺりかん社刊
4年6月 『世界のニュースを日本人は知らない』 谷本真由美著 ワニブックス刊
4年5月 『指導者の条件』松下幸之助著 PHP研究所刊
4月4月 『自分が源泉』 鈴木博著 創元社刊
4年3月 『植物はなぜ動かないのか』 稲垣栄洋著 ちくまプリマー新書刊
3年12月 『人権がわからない政治家たち』 講談社刊 小林節著
3年11月 『人を動かす伝え方』 沖本るり子著 かんき出版刊
3年10月 『ロジカルシンキングで解決する仕事の50の壁』
3年9月 『孫正義の講演 :ユーチューブ』
3年8月 『イーロン・マスク 未来を創る男』 講談社刊 アシュリー・バンス著
3年7月 『2025年を制覇する破壊的企業』 山本康正著 SB新書
3年6月 『日本経済予言の書』 PHPビジネス新書刊  鈴木貴博著
3年5月 『103歳になってわかったこと』 幻冬舎刊 篠田桃紅著
3年4月 『60代と70代心と体の整え方』 バジリコ(株)刊 和田秀樹著
2年12月 『感謝と利他の⼼が⼈⽣を幸せにする』 ビジネス社刊 ⽯原結實(いしはらゆうみ)著

この本良かったですよ

6年4月  『君に成功を祈る』 中村天風述 日本経営合理化協会刊

新入社員を迎えた企業も多いと思います。この書はかの有名な思想家中村天風が講演でしゃべった内容を書き起こしたものです。以前一度紹介をさせていただきました。再度紹介するのは、彼が若き人たち向けに熱く優しく「人生成功の哲学」を語った内容だからです。新入社員さんのみならず若き社員さんに是非お勧めください。もちろん人生の先輩方にも読む価値のある内容です。蛇足ながら古本屋さんにもあると思います。

6年3月  『禅マイインド ビギナーズ・マインド』 鈴木俊隆著 松永太郎訳 サンガ新書

著者は曹洞宗の住職です。渡米しアメリカで禅の基礎を築いた方で、1971年に逝去しています。原書は英語版です。時々仏教に関する書を読みたくなります。心が落ち着くからです。読み続けると、人生の見方も良い方向に変わっていくような気がします。語られる言葉の一つ一つにふっと読むのを立ち止まらざるを得ないようになる場面もあります。日常で座禅を組んだりすることはないのですが、毎年行っている篠栗88カ所巡りでの般若心経は、心を新鮮にしてくれます。時折、このような書を読むのもいいものです。

6年2月  『伸びる会社はこれをやらない』 安藤広大著 ダイヤモンド社刊

著者は株式会社識学の社長です。自分がいないと会社は回らない、私の替えはいない、この考え方はその人にとっての勘違いかもれません。そういう人はリーダーにはなれません。自分がいなくても回るこの会社がうまく回ってほしい、その目的を果たすのが経営者です。そうするためには考え方の根底に「仕組み化」の施行を必要とします。一人の力ですべてやっているように見えるのは錯覚です。一人一人が実は歯車なのです。歯車がかみ合うことで大きな仕事ができていくのです。全員が機能的に動くという「組織を変える人」になっていくべきです。組織活性化の考え方を学ぶには恰好の所です。従来の一般的考え方が変わってくると思います。

5年12月  『利己で会社をつぶすアホ社長・利他で会社をつなぐできる社長』」Clover刊 鈴木世一著

事業の承継は、社長にとって一番の課題です。後継者に会社を引き継ぐことは、社長の信念や哲学を引き継ぐことになります。自分のことよりも会社を優先するのが一流社長であり、会社よりも自分を優先してしまうのが三流社長です。そして得てして会社をだめにするのは自分が正しいとしか思わない社長です。そのことで誰にも信頼されないのです。いつまでもオレがオレがでは企業は続きません。一流社長は、会社の成長のために力をつくしてくれた社員に感謝し、引き際を考えます。事業承継を立ち止まって考える為の良書です。

5年11月  『9割の会社は人材育成で決まる!』 小山政彦著 中経出版刊

小山氏は船井総研の社長だった方です。もしかしたら以前紹介したかもしれません。今まさに人材不足の中、人材育成の重要性が問われています。この課題は今に始まったことではありません。この書も10年前に書かれたものです。改めて読み直したのですが、社長に求められるのは「社員が育つ環境をつくる事」だと解きます。「社員が育つか育たないかは9割以上、社長で決まる」のです。大切な社員を預かっているのです。だからこそ社長は「時代の流れをつかむ」必要があります。社員に「目標を持て」と言いつつ、社長自身は「目標や理念」を持っていますか?考え方と共に具体的な取り組み方も紹介してある良書です。

5年10月  『貞観政要』 出口治明著 角川新書刊

「中国古典に学ぶ世界最高のリーダー論」と副題がつけられています。「じょうがんせいよう」と読みます。著者は立命館アジヤ太平洋大学の学長です。中国唐の2代皇帝太宗・李世民の言行録です。6世紀に書かれ、北条政子や明治天皇などこの書で帝王学を学んだとされています。著者が分かりやすく意訳しながら解説を加えて紹介しています。経営者のみならず組織にかかわる人にとって、理想のリーダーとは何かを考えるヒント満載のまさに古典の必読書、読み応えある座右の書です。

『70歳、人生はもっと楽しくなる』 鎌田 實著 大和書房刊

私も70歳を超えて、なんとなく人生を考えるようになってきました。医者である鎌田氏は生き方に関する多くの書を著しておられますが、“70歳”“もっと楽しくなる”という文言に興味を引かれ読んでみました。「遊行」が人生を輝かせてくれる、と説いています。「遊行」とはあるがままに生きるということです。自分勝手にすると言うことではありません、何か目標を持って「死にものぐるい」で「ばかになって」生きたときに自然と物事が整い、風向きや人生が変わりだすのです。70歳からだこそやりたい内なる声を実現していきたいものです。生き方・考え方を見直すことが出来る内容です。

5年8月  『叱って感謝される人逆切れされる人』 田北百樹子著 PHP刊

叱られたことなく過保護で育てられた「シュガー社員」に対してどう対応していくか悩む経営者も多いと思います。「パワハラ」という言葉と「ほめて育てる」という言葉が独り歩きして叱りにくいという風潮もあります。勘違いしてはいけません、ほめるだけでは人は成長しないのです。「注意しない」「叱らない」は本当にその人のことの成長を思っていない証でもあります。成長を願うからこそ「叱る」ことが必要なのです。どういう場面でどういうしかり方をすべきなのか、多く場面を経験し解決の実践をしてきた著者がわかりやすく述べています。部下を、社員を正しい方向に導き、あの時に叱ってくれてよかったと思われる経営者・上司でありたいものです。

5年7月  『リーダーシップ・サイクル』 ノール・M・ティシー著 東洋経済新報社刊

著者はアメリカのリーダーシップ研究の第一人者であり、G・Eのジャック・ウェルチの支援にもあたってきました。企業にとって社長のリーダーシップで勝利できるかそうでないかが決まります。ではどこに重点を置くべきかですが、勝利する組織は教育する組織であると言っています。つまり、全員が教えあい、全員が学びあう組織です。そして、勝利する組織の核をなすのは良循環な教育である。人間同士の意見のやり取りから知識が生まれ皆がお互いに賢くなると説いています。企業は良質な人で成長していきます。そのような組織を作り上げるリーダーシップが必要なのです。

5年6月  『自分のことは話すな』 吉原珠央著 幻冬舎刊

会話によって仕事や人間関係は変わってくるかもしれません。良い方向に進めることができるし、悪い方向に進めてしまうこともあります。年を重ねるごとに少ししゃべりすぎることもありがちです。その会話で人間関係を良くするために最も大切なことは「自分のこと」ではなく「相手のこと」を話すということだと著者は説きます。人間関係を劇的に良くする会話の技術を会得できるかもしれません。しゃべりすぎかなと思っている方、会話が苦手でどうしてつなぐか気にしている方、会話をもっと楽しくしたい方に役に立つ内容だと思います。

5年5月  『後継者不在、M&Aもうまくいかないときに』 青山財産ネットワークス著 日刊工業新聞社刊

事業の承継が喫緊の課題である企業が増えてきました。大きな悩みの一つになっているかと思います。後継者がいるいない、従業員の有無、家族環境等々その事情は一律ではありません。従ってM&Aが正解というわけではなく、事業の円滑な廃業が正解のときもある訳です。私たちもそのお手伝いをしていますが、我々が、経営者の人生にかかわることでもあるのですから、ああしましょうこうしましょうと積極的に進路を決める事柄でもありません。そうこうするうちに時間だけが過ぎていくものです。事業承継を考えるうえで、やるべきことを整理するために必要なことがわかりやすく事例をもって説明してあります。まずは経営者の方がどういう道を選択すべきなのか、参考にしていただくには格好の内容かと思います。

5年4月  『ドラッカーに学ぶニッチ戦略の教科書』 藤屋伸二著 ダイレクト出版刊

著者はドラッカー戦略の一人者の一人です。ニッチ戦略とは成功しても目立たない、名より実を取る戦略です。大企業・中堅企業を相手にした生存競争に立ち向かうのではなく、自社が充分に食っていける中小零細企業ならではの分野で稼ぐのです。差別化戦略は競争です、ニッチ戦略は独自化です。独自化は競争しない世界です。言い換えれば大企業にとって魅力の無い市場規模であればいいのです。具体的にどのようにしてそれを見つけていくか、を体系的にわかり易く解説してあります。変化の時代にどう生き残っていくか、悩める経営者にとって何かヒントがもらえる内容だと思います。

5年3月『もう一つの幸せ論』 小林正観著 ダイヤモンド社刊

社会学者である著者は多くの人生論を著しており、その言葉に耳を傾ける方も多くいます。「努力」+「がんばり」+「必死」だけでは人生はうまくいかない。それにプラスして「感謝」があればうまくいくと言います。ではがんばらずに「感謝」だけで人生はうまくいくのか、そのことを著者は20年間実践をしたそうです。結果はうまくいったのです。努力やがんばりだけで人生がスムーズに流れていくわけではないのです。人は一人では生きてはいけない事がわかっていれば「謙虚」になれます。「感謝の心」を「行動」として生活に取り込んでいくことが「幸せ」を呼び込むのです。すべての出来事を幸せに感じて良き仲間に囲まれ、「喜ばれる存在」になる、これが「幸せの本質」なのです。不平不満が薄れる本です。経営者にもおすすめです。

5年2月『伸びる会社はこれをやらない』 安藤広大著 すばる舎刊

著者は株式会社識学の社長です。識学は最近耳にする言葉です。経営にとって、人をまとめ組織を良い方向に進めるためにはどうすればいいかは最大の課題と言っても過言ではありません。よく「頑張っている姿をほめる」ことがモチベーションを上げる方法だと説かれますが、識学の理論では「ほめてはいけない」と言います。「頑張っている姿」ではなく「求められている結果」を正しく評価することが大事だというわけです。なぜなら仕事による給与はすべてお客様の評価で得られるものだからです。よく使われる「協力」「連携」ということも「無責任」や「言い訳」の温床になりがちだそうです。そこに必ず「責任者」が必要ですし、「具体的達成目標」の明確化が必要なのです。組織活性化理論として考えさせられる内容で参考になります。

4年12月『壊れ窓理論の経済学』 光文社刊 マイケル・レヴィン著

町の中の一枚の壊れた窓が修理されないままでいると、その町全体がいつの間にか無法地帯化し、犯罪が起こってくる、というのです。道にゴミが捨ててあるといつの間にかその場所にゴミが捨てられていくという光景は経験があると思います。会社に置き換えればこの壊れ窓は、汚れたトイレであったり、従業員の無愛想な態度であったりするわけです。その基本的なことができていないことで、事業全体の業績を押し下げる要因になっているのです。我が社にこの壊れ窓はないだろうか。気づいたら即、修理・対処しなければなりません。小さなことへのこだわりがビジネスの成功につながることを説いています。

4年11月『人の心を動かす文章術』 樋口裕一著 草思社刊

若い人たちがスマホで会話する。その言葉は簡略化されとても日本語とは思えない、そんなテレビ番組があっていました。自己表現ができない、コミュニケーション能力の希薄な若者が増え、結果社会性を持たないゆがんだ若者を増やす原因になっているといわれます。本を読まない、活字を見ないので、論理的な思考が希薄になっている気がします。結果支離滅裂な文章しか書けません。著者は文章による自己表現の大切さを言っており、それを多くの人が読むことで新しいものの見方、新しい感じ方を知って、しっかりとした自分を保つことができるという。そのことで平和で楽しい豊かな世界を築く原動力になると説いています。

4年10月 『ランチェスター戦略入門1』 田岡信夫著 ビジネス社刊

ランチェスター戦略については多くの経営者の方が学んだか、そこまでないにしても聞いたことがあると思います。この書は50年前に初版が出ており、私のは58刷目です。それほど読み継がれているのですから、いかに世の経営者に影響を及ぼしているかがわかると思います。経営戦略を科学的に進めるためのノウハウが満載です。書かれたのは50年前とはいえ今でも十分に通用します。私もずいぶんランチェスター戦略関連書を読ませていただきました。経営戦略は一つではありません。強者の戦略、弱者の戦略があるのです。自社はどちらに位置するのか、それをわかって取り組むことで効果は違ってきます。しかも、数字というデータを使い科学的にです。もしビジネスリーダーとして、ランチェスター戦略にふれたことがないとすれば、一度は読んでみる価値があります。

4年9月 『つぶれない会社のリアルな経営経理戦略』前田康二郎著 クロスメデア・パブリッシング刊

一度紹介した本かもしれませんが、コロナ後の経営戦略の参考にしていただければと思います。帯書きにこうあります。「優秀な経理を雇い、形ばかりでない税理士とともに、現実の数字を受け入れ正しい経営判断をする。この3つさえ守れば、会社はつぶれることはまずありませんし、つぶれかかっても会社は必ず立ち直ります。」と。経理部門などのバックヤードの手薄な会社は非常に危険な会社です、とは言っても人材の余裕もない会社もあるでしょう。その対策として経営者から新入社員まで、経営と経理の基本的知識を持っておくことが重要です。経営者の夢をまたは将来を頭の中に置くだけではなくそれを数字に落として見える化し、そしていち早く実績を把握し課題を見つけ、解決していく。地味な作業の繰り返しですが、これが企業をつぶさない手法なのです。お役立ち情報満載ですのでぜひお読みいただきたい内容です。

4年8月 『渋沢栄一 巨人の名語録』本郷陽二著 PHPビジネス新書刊

ご承知の通り、渋沢栄一は近代日本の発展のために力を尽くした人物です。関与した企業は500社ともいわれます。幼少期から「論語」を読んで育っており、その著「論語と算盤」は有名です。その渋沢の名言が集められています。述べられている生き方、企業の経営の要諦は、実践者の言葉であるからこそ重みがあるし、強く心に響きます。一つ紹介します。「事務職にはどのような性格の人が最も適任かと問われたら、私は常識が完全に発達した人と答えるだろう。」納得し、改めてかみしめました。

4年7月 『能力を伸ばす四つのポイント』 立花均著 ぺりかん社刊

もっと能力が伸ばせないかな、もっと学んだ知識が身につかないかな、と思っているのですが、ある機会に、著者の講演をじかに聞いて、なるほどと納得したのでした。早速著書を購入しました。私もこの年になってこの本の内容を実践しています。確かに効果を感じています。要は基本を大切にするということです。学生のお子様がおられるのであれば是非お読みいただき実践されることをお勧めします。勉強からスポーツまできっと成長します。

4年6月 『世界のニュースを日本人は知らない』 谷本真由美著 ワニブックス刊

巷に世界の情報が流れています。われわれ日本人は、その情報でもって世界はこうなんだろうと判断しています。テレビも「日本人のすごさ」みたいな番組がうけており、そうなんだと思ってしまいます。しかし実際は日本人は世界からどう評価されているのでしょうか。実は少子化で下り坂の国であり、予測できた課題を先送りしてきた国である、と先進国から厳しい目で見られているのです。世界のニュースも、ほんの一部だけで、実は何もわかっていないのだということをわかる内容です。

4年5月 『指導者の条件』 松下幸之助著 PHP研究所刊

経営者は経営者である一方で指導者たる立場でもあります。経営の行き詰まりの時それをどう突破するかを考え、社員の成長をどうアシストするか、社員の人生をいかにして幸せな人生にできるかをも考え課題は尽きません。そういった場面で、特に松下幸之助の著は手に取ってみたくなります。この書は50年ほど前に書かれたものです。経営者に強さを求めています。私は42ページに書かれた「感謝する」の項目を何度も読みます。「指導者は何事に対しても深い感謝報恩の念を持たねばならない、これが極めて大事なことだ。」と説いています。102ある項目一つ一つをじっくり読めば、その時々の心境に刺さってきます。

4年4月 『自分が源泉』 鈴木博著 創元社刊

著者は長年にわたり特に経営者の方々に人間成長のためのトレーニングを指導されています。ややもすれば経営上のみならず私的なことでも、何か問題が出てきたときに、ついつい自分以外にその原因を求めてしまおうとする自分がいることがあります。著者は「物事の始まり」は「自分が源泉」なのだと説きます。すべての結果は自分が作っているのです。そういう立場をとれば、生じた結果や出来事に対し、今一度冷静に向き合うことが出来るのではないでしょうか。課題を克服するパワーは自分の手元に存在するのです。ビジネスリーダーとしての生き方・考え方を見直すことが出来る内容です。

4年3月 『植物はなぜ動かないのか』 稲垣栄洋著 ちくまプリマー新書刊

園芸をやっていると植物のことが気になり手にした本です。多少マニアックなのでタイトルに興味がある方に読んでいただけたらと思います。自然界は弱肉強食なのですが、実は植物たちも実に巧妙な戦略で生きているのです。考えてみれば動物は動くことで食料の狩りができるし、食料にならないように逃げることもできます。しかし植物は一定の場所でじっとして逃げも隠れもできません。そんな中ちゃんとその子孫を残し、なわばりを維持しているのです。その戦略は?戦術は?聞くだけで興味をそそるとは思いませんか?その生き方が気になる方はぜひ読んでみてください。人生に役立つかもしれません。

3年12月 『人権がわからない政治家たち』 講談社刊 小林節著

著者は自民党の改憲案に対し欠陥があるとして批判している学者です。その是非について論じるほどの見識は私には持ち合わせていませんが、ある意味一面的な論理とはいえ、鋭く論じられた内容です。憲法改正問題、政治と官僚の関係、表現の自由をどう考えるか、国防の問題から桜を見る会まで、このような多方面にわたる政治課題について理解を深めるにはとても分かりやすい内容です。わかっているようでわかっていない、そんな中で政治を論じたりしがちですが、一度考えを整理してみるのはどうでしょう。

3年11月 『人を動かす伝え方』 沖本るり子著 かんき出版刊

事業を進める上では、社員に、部下に、お客様にいろいろな場面で意思や思いを伝えることは外せません。著者は伝えるだけでは意味がない、伝えたことが行動として表れて初めて伝わったことになると言います。もしかしたら伝えているつもりが、かえって動いてもらえない伝え方をしているのかもしれません。人を動かすための伝え方のコツを場面ごとにとても分かりやすくまとめられており、すぐに実践できます。仕事でも、私生活でも伝えるということは重要な要素です。一気に読める本です。

3年10月 『ロジカルシンキングで解決する仕事の50の壁』 西村克己著 KKベストセラーズ刊

仕事のすすめ方についてどうすればスムーズに流れるのかを悩む人は多いと思います。これは社員としても、経営者としても同様です。その悩みを解決してくれる方策が語られています。仕事は課題を見つけそれを分析し解決の手順を見つける、というロジカルな流れで進めることが大切です。よくある50の厳選された課題を取り上げて、その解決方法を示されており、ヒントが見つかるはずです。手元に置いて活用してはいかがでしょうか。一例「新規事業の定石は何ですか?」

3年9月 『孫正義の講演 :ユーチューブ』

今回は、書籍ではなく、ソフトバンクの孫正義氏の講演を紹介します。その中でも伝説的に反響のあった感動の講演です。世界的な企業に作り上げた多くの人物がいます。その中の一人孫正義氏です。その原動力はどこにあるのだろうと気になっていました。紹介する講演は既に聞いた方もおられるかもしれません。一つは「孫正義の生い立ち」を語った講演です。ここでその内容を語るより実際にお聞きいただいた方が良いと思います。もう一つは「志を語る」大学新卒者に向けて語った講演です。若い方は特にですが、ぜひ聞いてみてください。何か心揺さぶられ,得ることがあると思います。ユーチューブにアクセスしてみてください。

3年8月 『イーロン・マスク 未来を創る男』 講談社刊 アシュリー・バンス著

イーロン・マスクは、宇宙開発企業スペースXの創設者、電気自動車企業テスラの共同創設者等で話題の人物です。2019年にフォーブスが発表した「アメリカで最も革新的なリーダー」ランキングで第1位の評価を受けたりしています。数年前に購入した2015年発刊の本ですが、最近話題の人物なので再度読み直してみました。火星移住など奇想天外な壮大な夢を語る彼は、不可能をことごとく実現していっているのです。「ゲイツとジョブズを掛け合わせてバージョンアップした人物」とも評されるこの人物が、どのように育ってきたのか、何を考えているのか、気になりませんか?何かあなたの人生にヒントを与えるかもしれません。

3年7月 『2025年を制覇する破壊的企業』 山本康正著 SB新書

「ここは2025年12月12日アフターコロナの日常生活」の書き出しで始まる。わずか5年後の話ですが、私の狭い知識で想像する世界をはるかに超えた驚きの世界です。本当にそうなるのか!?読み進むうちにそれが現実に起こるであろうことが納得できます。いわゆるGAFAという世界最先端の企業に続く7つの企業のテクノロジーが未来をいやがうえにも作り上げていくのです。現在と様変わりする未来予測は企業存続のために不可欠です。どうすれば生き残っていけるのかを含めて、経営者のみならず若い人にはつかんでおきたい情報が、具体的に示されています。これは、読んだ方がいいでしょう。

3年6月 『日本経済予言の書』 PHPビジネス新書刊  鈴木貴博著

企業経営にとっても、私生活においても将来を見据えるということは大切な視点です。特に企業経営にとっては事業計画の根底に、日本経済の未来予測は不可欠です。日本経済予測の基礎には人口ピラミッドがあり、団塊世代の動きを見ることで経済は大方把握することができました。近未来には2030年問題つまり団塊世代の80歳突入問題。アマゾンに代表されるインターネット通販の拡大。地球温暖化と災害の巨大化。自動車のEV化と完全自動運転化。これら諸々のことが我が社にどういう課題を産むことになるのかその相関関係を考えてみる必要があります。著者は政治家による官僚のコントロール化が進んでいることによる社会の崩壊を危惧しています。事業戦略とリスクに対応するための必読の書だと思います。

3年5月 『103歳になってわかったこと』 幻冬舎刊 篠田桃紅著

抽象画家の篠田桃紅さんは今年の3月に107歳で亡くなりました。女史が103歳の時に著した本です。ここまで生きた人に人生とはどのように映るのだろう、何がわかったのだろうと興味がわき手に取った書です。古希も過ぎれば生き方のヒントを求めるのは私だけではないと思います。やっておきたいと思うことはどんどんやる。規則正しい毎日から自分を解放する。実に自然体の生き方は、元気で長生きの秘訣かもしれません。篠田女史は他にも多くの書を著してあります。長い間頑張ってきてかつ古希も過ぎて、少しばかり一息ついてみたい経営者の皆さんにおすすめの本です。

3年4月 『60代と70代心と体の整え方』 バジリコ(株)刊 和田秀樹著

寿命が長くなり、余生の概念は大きく変わっています。著者は精神科のお医者さんです。高年世代からの生き方を考えることも必要かなと思い手に取ってみました。仕事を引退したとたんに心身のバランスを崩したという方もちらほら聞きます。そうならないために、そろそろ一線を引退しようかと考えの方におすすめです。その後の生き方に意欲が沸いてくる本音で語られるヒントが満載です。老病死は人生につきもの、明日は明日の風が吹く、あるがままに生きてみよう、と生活感が変わってくるかもしれません。

2年12月 『感謝と利他の⼼が⼈⽣を幸せにする』 ビジネス社刊 ⽯原結實(いしはらゆうみ)著

著者は長崎生まれのお医者さんです。「感謝しましょう、利他の心で接しましょう」とよく言いますが、著者はその心が人生を幸せにするということを医学的根拠で話しています。感謝と利他の心で接していけば、快楽ホルモンが作用し心身ともに若返り、幸せの好循環がおきるのです。仏教にも「自利利他」という言葉があります。「他人にいいことをすれば自分に返ってきます」といった解説もありますが、そうではなく利他そのものが自利なのです。利他そのものを自分の喜びとするのであって、見返りを求めるものではありません。人間は「助け合い」を基本に成り立っているのです。

2年11月 『中村天風の経営哲学 心の力』 PHP刊 清水栄一著

中村天風には多くの実業家、政治家などが薫陶を受けており、著者もその一人です。多くの講演記録の書が発行されていますので、一度は彼に関する書を読んでみたほうがいいと思います。書棚に並ぶ彼関連の書10数冊の中からこの書を再度手に取って読んでみました。行動の基準は、目先の欲から離れることが大事だ。いかに楽しく、感謝の気持ちを表現するかが大切である。人の値打ち地位でもなければ名誉でもない、結果的には信念という2文字である。多くの言葉がありますが、一つ一つが心を強くする糧になります。

2年10月 『人間学×マーケティング』 致知出版刊 神田昌典・池田篤史著

企業経営には渋沢栄一の言う「論語と算盤」が必要だと説いています。論語会社とは“人の育成や人の成長にコミットしている会社のこと"です。一方の算盤会社とは“徹底的な数字管理にコミットしている会社のこと"です。このバランスを取りながら進む会社が伸びていく。中小企業には、人だけ見て、伸びてきた会社も多いと思います。ただ、今の時代に数字を見ずして未来にはつなげません。両方のメリットを兼ね備えた会社をつくることが、未来につながるのです。経営幹部に一読の価値ありです。

2年9月 『夜と霧』 ヴィクトール・E・フランクル、 池田 香代子訳 みすず書房刊

いつか読もうと思い、読めていなかった古典的名著です。お盆休みに読んでみました。お盆といえば終戦の日です。戦争といえば原子爆弾と共に、ナチスのアウシュビッツ収容所のことは歴史に深く刻まれています。そこに収容されていた精神科医がその体験を書いています。人間というものが極限の中でどう変化するのか、してしまうのか考えさせられます。心底考えさせられます。この出来事はおぞましくできれば知りたくもないことなのですが、戦争はこういう人間の状態を作るのです。実に悲しいことです。

2年8月 『日本経済 2020年危機』 三橋貴明著  経営科学出版刊

テレビ番組などで、鋭い論評をする経済評論家である三橋氏の書です。コロナ危機の前2018年に書かれた本です。政府はプライマリーバランス黒字化を目標とする限りデフレを止めることはできない。財務省主導の財政破綻説の吹聴と誤った政策が日本を衰退の道に導いていると言い切っています。あながちそれは言いすぎなのではとも思えません。今のコロナ禍に対する対応を見ているとより彼の主張が鮮明になってきます。読みやすくわかりやすい内容ですので、お盆休みにでも読んでみてはどうでしょう。

2年7月 『社長の失敗Ⅲ』 各社の社長著 日本ベンチャー大学パブリッシング刊

シリーズの本です。ⅠとⅡはまだ読んでないのですがⅢから読みました。経営はうまくいくとは限りません。うまくいかなかったときどこかにその原因があったはずです。失敗を体験した中小企業の社長が、その反省と、そこをどう乗り越えたか自ら語っています。様々な経験と経営のスタイルがありますが、そこに通っている一本の筋は何なのか?この本を読めば経営者として大切なことが見えてくるのではないでしょうか。

2年6月 『社長って何だ!!』 丹羽宇一郎著  講談社刊

多くの危機を乗り越えてきた丹羽氏。よく言われるように彼も“社長の器以上に会社は大きくならない”と述べています。ややもすれば横並び意識の中で、新しい事業への投資ができない、野心的、情熱的な動きができない経営者になってしまっていないか。リーダーは、私欲にとらわれず、情熱と志をもって正面から挑戦すべきだ。そして実行することだ。耳の痛い話ですが、勇気づけられ、今一つ頑張ってみようと元気づけられる書です。

2年5月 『もしも一年後、この世にいないとしたら。』 清水研著  文響社刊

著者は国立がんセンター中央病院のお医者さんです。死を目の前に迎えた人々と接して感じた思いを医者としての目を超えて語ってあります。自分の人生がいつ終わりを迎えるのかは誰にもわかりません。そして、人生は誰にでも1回切り与えられるものです。その人生をどう生きていったらいいのでしょう。死を意識することで、生き方を見つめなおすことの大切さを教えられます。休日に読んでみてはいかがでしょう。これからの生き方のヒントが見えてくるかもしれません。

2年4月 『渋沢栄一 日本の経営哲学を確立した男』  山本七平著  さくら舎刊

渋沢栄一といえば、日本の資本主義経済の立役者といわれ、多くの企業を起こしています。
著『論語とそろばん』が有名です。渋沢栄一がどう生きてきたのかを知り、その経営哲学を学ぶには恰好の書です。複式簿記の普及が日本の企業発展の大きな要因であったと言われますが、渋沢が日本に普及定着させたとの内容に興味を持ちました。渋沢は銀行の人々に簿記の講習を行っていたのです。会計知識がいかに経営に必要かがわかります。論語と渋沢の話など、示唆に富む内容で、特に経営者・経営幹部におすすめです。

2年3月 『銃・病原菌・鉄』 ジャレド・ダイアモンド著 草思社刊

20年前に発刊された上下2巻の分厚い本で、著者はカルフォルニア大学の医学部教授です。コロナウイルスの脅威がある中で、この本を思い出し、本棚の奥にあったのを引き出し読み直しました。地球上の各大陸で人類は多様な社会を作り上げてきました。高度な工業社会もあれば、数千年にわたり狩猟採取生活を続ける人もいる。この差を生み出したものは何なのか、病原菌もその一つの要因であることを研究者の立場で解き明かしています。家畜がくれた死の贈り物それが病原菌。少し恐ろしい内容ですが、読みごたえがあります。

2年2月 『上級国民・下級国民』  橘玲著  小学館刊

最近の社会はどことなくずるずる衰退している気がします。そして、貧富の差・上級と下級の国民の差が出来上がってきているようにも思われます。いま私たちはどのような社会に生きており、そこで何が起きているのかを知ることができます。果たして本当なのかと思ってしますが、ショッキングでもあり説得力のある内容です。これからどのような社会がやってくるのかを予測できれば、どう生き延び、幸せな人生を手に入れることができるのかのヒントを得ることができるでしょう。

元年12月 『脳が若い人と脳が老ける人の習慣』 枝川義邦著  明日香出版社刊

私もそろそろ古希を迎えようとしています。できるだけ長く「健康寿命」でいたいと思っています。脳を二つの視点で論じてあります。一つは「体の臓器」であるという視点。もう一つは「精神が宿る装置」としての視点です。その二つがバランスよく保たれたときに「若さ」を保てるのです。そのバランスを生活の習慣で身に着けていくのです。そうすることで仕事も遊びも十分に楽しめる生活を送れるのです。できることばかりしていないで、今まで経験のない新しいことに取り組むことが脳を老けさせないコツだそうです。

元年11月 『福岡・佐賀・長崎注目の企業15社』 九州北部信用金庫協会編 梓書院刊

地域経済を支える中小企業の廃業が毎年5万件という現実があります。様々な要因はありますが、このままでは都市集中が進み、地方の住処がなくなってしまいます。人を中心に置いた視点から見れば、地方に地域循環型共生経済圏を創ることが必須です。この書は九州北部3県の地方都市で地域を豊かにする取り組みをしている注目の企業を紹介しています。地元の信用金庫もよきパートナーとして支援をしています。平成29年に伊万里の地で「どら焼き」で起業し、あっという間に地域でそして全国で評判を得ている「小嶋や」が紹介されています。

元年10月 『日本への警告』 ジム・ロジャース著  講談社刊

著者は世界的な投資家です。だからこそ日本を世界的な視点から見る目は確かでしょう。しかしどう投資していけばいいかということを著したものではありません。日本の持つ根本的な課題を正確な分析とともに指摘し、その抜本的な解決策を示しています。日本の最大の問題は人口統計学的な課題です。100年後には人口は半減し6000万人と予想されます。あっという間に50年後は来ます。中小零細企業といえどもわが事業が将来どうなるかを見据えることは極めて重要です。多くのヒントを得ることができる内容です。

元年9月 『帳簿の世界史』 ジェイコブ・ソール著  文芸春秋刊

私たち会計に携わる者以外には多少マニアックな本かもしれません。しかし歴史を会計という側面からとらえており非常に内容の深い書籍です。日本はなぜ世界の列強に追いつくことができたのか、これは複式簿記の教育があったからなのです。会計が企業経営のみならず、より広く社会や文化を変え、進歩をもたらす手段となったことを多くの経済学者や哲学者が見抜いていたのです。フランス革命も時の財務長官が国家財政を丸裸にして開示したことに端を発したのです。「正確で信頼できる複式簿記」がいかに大切かを歴史的事実でもって示してくれています。

元年8月 『誰の味方でもありません』 古市憲寿著  新潮社刊 

最近テレビ番組で鋭い論評をする社会学者の古市氏の書です。最近の価値観やモノの見方が変わってきていて、私、団塊世代には理解しがたいことが多くあります。しかし「わからん」とばかり言ってもおれません。正論と思っていることは正しいのかどうか、どうも違うのではと疑問を持つことも大切でしょう。誰の味方でもない著者が独自の視点で語ります。来世を信じれば楽になる。人は油断すると退屈する。安倍昭惠さんは面白い。どの表題も気になりませんか。ビジネスのヒントも探せそうです。 

元年7月 『経営の失敗学』 菅野寛著 日本経済新聞社刊

帯符にこう書いてあります。「経営に勝利の法則などというものは存在しないが、失敗はある程度パターン化できる。だが、多くの企業がこの分かり切ったパターンにはまって自滅している。」変化のスピードの速い時代です。失敗を恐れ挑戦しないこともリスクですが、失敗のリスクを把握しないことの方がより大きなリスクです。実は失敗しないための重要なことは驚くほど共通し、しかも当たり前のことなのです。多くの事例で具体的に失敗する経営から成功する経営への道を説いています。

元年6月 『日本が売られる 』 幻冬舎刊 堤 未果著

久々に読み応えのある内容でした。様々な法律が私たちの知らない間に作られており、その内容が知らされていないことに驚きです。著者の冷静な分析に基づく内容は決してセンセーショナルさを狙っているとは思えません。人間の生にかかわる食物の項目は特に関心を持って読みました。遺伝子組み換え植物の目的は何か?それと関係あるのが除草剤とは驚きです。日本がアメリカ資本に食の面からコントロールされてしまっているというのです、これは由々しきことです。そのほか国民がよく知らぬ間に成立している法律で、日本のあらゆるものが海外へ売られており、危機感をもって国民もよく監視する必要があります。ぜひ読んでみてください。

元年5月  『残業ゼロがすべてを解決する』 小山昇著  ダイヤモンド社刊

多くの経営者がタイトルを見て、できればそうしたいと思っておられることでしょう。私もその一人で、その悩み事に対峙してきました。働き方改革、人手不足、という中に経営者は残業改革に取り組んでいかなければなりません。根底にある考え方は社員さんの犠牲の上での経営は成り立たないということです。人を大切にする会社が生き残っていくということです。小山社長という実践した経営者がブラック企業からホワイト企業にどうやって改革したかを具体的に書いています。以前にも紹介した本ですが、時代の要請から再度取り上げてみました。できるところから実践していかれればよいと思います。

31年4月  『気づく人気づかぬ人』 佐藤英郎著  アチーブメント社刊

人生がうまく回っている人、そうではない人がいます。そうなる違いはなぜだろうと考えたとき、大切なことのヒントを与えてくれます。でも、特殊なことではありません。至極当たり前のことなのです。人生経験を積んでも、時に挫折感を味あうことも多々あります。そのときに冷静に自分を見つめなおしてみると、「あたり前のこと」に気づくのです。感謝の心、謙虚な心を持って取り組んでいるだろうか?と。経営者の方にも、若き従業員の皆様にも読んでいただけたらと思います。著者自身の挫折体験からの語りであるからこそ、とても素直に読める良書です。

31年3月  『仕事ができる人はなぜ「あそび」を大事にするのか』 美崎栄一郎著  実業之日本社刊

働き方改革が話題となり、人手不足も深刻な課題となり、経営者は頭の痛いところだと思います。そんな中で仕事はこなしていかなければなりません。この本で言う“あそび”はいわゆる“遊び”ではなく、成果を生むための“あそび”です。多忙多忙で追われていることが成果につながる時代ではありません。“あそび”はいわば”余裕“です。”あそび“を生み出すには時間が必要です。8時間分の仕事をどうすれば7時間でできるか。その他働き方を見直すヒントを示してくれます。働き方を見直すのにとても参考になります。

31年2月  『武器としての会計思考力』 矢部謙介著 日本実業出版社刊

会計を知ることは今の経営に欠かせない要素であることは、事あるごとに皆様にお話ししていることです。会計思考力が経営者に欠かせません。会計を使ってつまり数字から課題をあぶりだし、会社を変えていく、その思考力を持っているかいないかでビジネスの優劣の差がつく時代がとっくの昔に来ています。いまだにその認識がない経営はいち早く脱却しなければなりません。したがって月次決算は当たり前であり、計画対比の管理が求められます。多くの関連書籍が出ていますが、お勧めできる内容です。

30年12月  『上に立つ者の人間学』 船井幸雄著  PHP刊

この本は以前にも取り上げたと思います。今は亡き著名なコンサルタントである船井幸雄氏が書いた書籍は数多くありますが、私はこれが最高だと思います。ことあるごとに読み直しています。どの時代にも変化が有り、それに企業は対応していかなければなりません。その事業体の組織を動かすのは上に立つ者です。上に立つ者によって組織は決まっていくのです。よって、上に立つ者はいかにあるべきかを説いています。この本は経営のトップはもとより、幹部の方には是非とも読んでほしい名著です。

30年11月  『昭和の怪物 七つの謎』 保坂正康著 講談社現代新書刊

我々世代は日本史の授業で戦中戦後史は殆ど学ぶことはありませんでした。太平洋戦争を起こした時の首相東条英機、5.15事件で殺された犬養毅、そして私が最も興味を持ったのがベストセラーになった『置かれた場所で咲きなさい』の著者シスター渡辺和子女史の父の話です。父は2.26事件で青年将校に殺された渡辺錠太郞です。他にソ連のスパイであったと言われる瀬島龍三の話等、これらの人物の謎を、よく調査された事実に基づいて書かれており、実に興味深く読めます。

30年10月  『日本の国難』   中原圭介著  講談社現代新書刊

経営にとって、なかなか難しいことではありますが、将来を見通すことはとても重要です。
そのためには企業経営同様に、評論ということではなくデータを客観的にみるということが必要だと思います。本書は2020年の東京オリンピック以降の日本経済や国民生活がどうなっているのかを冷静に分析したものです。将来の経済環境の大きな流れをつかむには、とてもよくまとめられています。自社の今の事業が将来どういう位置づけにあるのかを知り、今後の経営のヒントにしてほしいと思います。

30年9月  『終わった人』 内館牧子著 講談社刊

久々に小説の紹介です。映画化もされた話題の本です。金融機関の幹部だった主人公が定年退職を迎え、その後の生き方を面白おかしく取り上げています。私は、仕事柄定年退職はないのですが、一方定年を迎えるサラリーマンさんをうらやましく思います。とはいってもそろそろ一線を引く時期かなと思っています。その後どういう生き方をしていくのか考えなければなりませんが、きっとこの本で想像はつくのかもしれません。団塊世代の方は、お勤めの方も経営者の方も頭休めに読んでみてはどうでしょう。面白いだけでなく、生き方のヒントも得ることができるのではないかと思います。

30年8月  『一歩前に踏み出せる勇気の書』   青木仁志著   アチーブメント出版刊

年を重ねると、最近の若い人の考え方や行動が気になるのはいつの時代も繰り返されることかもしれません。しかしながら段々と価値観の質は変化しているようです。貧乏とか理不尽とか不公平とかの体験がないままの価値観はどこか違和感があります。しかし、して欲しいその体験は難しい世の中です。こういう時代なのに気になるのは書を読む習慣が極めて薄れていることです。せめて先人の書物でもって学んでいただきたいものです。そして、強くなるために志とか生き方とか考える時間を持つ必要があるのではないでしょうか。紹介するこの本は悩める若い人に大いなるヒントと勇気を与える内容です。

30年7月  『武器としての経済学』大前研一著 小学館刊

大前氏の分析力は定評があります。経営は先を読む仕事ですからに経済の知識はとても必要です。かといって学術的に学ぶのも大変です。とても読みやすく将来を見通すための知識として重要な項目が実によくまとめられており、是非一読をお勧めします。知識がなければ戦えません。

30年6月  『武器としての経済学』大前研一著 小学館刊

経済学というと硬いイメージですが、実際のビジネス現場で新しい商品や企画、戦略などの立案に役立つ経済学を身に着けていただきたいとの思いで書いたと言っているだけあって、なかなか面白く有益な情報を得られます。日本経済の低迷化の要因には高齢化に絡む要因をよく言われるのですが、著者は日本が「低欲望社会」になっていることが原因だといいます。戦後教育によるせっせとお金をためて使わない国民性を変化させなければならない。「人生とはそもそも何なのか」を考え直す必要がある、という意見には私も賛同します。学びの多い内容でおすすめです。

30年5月  『面白くて眠れなくなる植物学』稲垣栄洋著 PHP刊

ガーデニングをするようになって、植物の生命力に興味がわき、この本にたどり着きました。雑草がなぜ強いのか?トマトは野菜か果物か?バナナは?竹は木それとも草?花はどうしてあんなに色々あるのだろうか?そんな疑問にきちんと植物学的に答えてくれます。植物は動物と違いじっと動かずに生きているのです。植物の習性を知ることで雑草といえどもがんばっているなと励ましたくなります。庭仕事の楽しさが、散歩の楽しさが倍増する本です。

30年4月 『残業0がすべてを解決する』小山昇著 ダイヤモンド社

働き方の改革が求められる中、経営者としては人手不足と時間外労働の問題が最も頭を悩ませる事項ではないでしょうか。従業員さんの仕事効率が異なる中で、時間外手当で仕事内容と反比例する給与の逆転が生じたりすることもあり、その不公平をどう解決すればいいのかと悩むわけです。労働基準局の指摘はそんなことはお構いなしになされますので、そこにも問題を生じてしまいます。この本でそのような問題を解決する仕組み作りのヒントがあるかもしれません。

29年12月 『超訳 言志四緑』 PHP文庫刊 佐藤一斎著 岬龍一郎編訳

佐藤一斎の「言志四緑」はあまりにも有名で、「少にして学べば、則ち壮にして為すこと有り。壮にして学べば、則ち老にして衰えず。老にして学べば、則ち死して朽ちず。」の言葉はお聞きになったかたも多いでしょう。志ある人は、みずからを切り開き、よき師、良き友に恵まれ、そして学び、励まされ、一度しかない人生を有意義に創造していく。人生は志次第で変わる。
年の終わりにあたり自分を見つめ直す意味で、一読の価値ある内容です。

29年11月 『「船井流経営法」の原点 』  グラフ社刊 船井幸雄著

久々に昔よく読んだ今は亡き偉大なる経営コンサルタント船井幸雄氏の本を読んでみました。一度読んだ本で、改めて読み直してみましたが、船井氏の本はいつ読んでも新鮮です。経営者向け、経営者になろうという人向けに書かれています。数万件の自身が当たってこられたコンサルタントの経験を基に、失敗しないための経営者としての考え方と手法を伝授してくれています。経営者として物事を考えるときに大いに参考になる経営哲学の書といえます。

29年10月 『人生を楽しく幸福に生きる方法』 青木仁志著 アチィーブメント出版刊

人生は人との関わりで生きていますので、その関係をよく保つことが幸せに生きる一つの方法です。
人間関係には職場のみならず、友人、親子、夫婦等々ありますが、これらの関係を劇的に改善し、よりよき人間関係を築くための考え方と知恵が満載されています。
「選択理論」という心理学によってひもとかれていますが、一読の価値ある良書だと思います。子育て世代にもおすすめです。

29年9月 『未来の年表』 河合雅司著 講談社刊

経営にとって、先を見通す力は不可欠です。10年後、20年後どういう方向に進めばいいのかが、会社の運命を決めると言っても大げさではありません。少子化・高齢化という人口問題は我々地方都市にどのような影響を及ぼすのか? 大学倒産、介護離職増大、輸血用血液不足、空き家激増、火葬場不足等々、人口減少という「静かなる有事」がどう進むかをリアルに示しています。

29年8月 『勉強が続く人の45の習慣』 木山泰嗣著 法学書院刊 

学校から外れても、勉強は欠かせませません。著者は弁護士で、仕事柄本業の法律に関する著でお世話になっています。わかりやすい解説には定評があり、わかりやすく教える著者の力量には感心させられ学ぶことが多いです。その著者が学ぶコツを教授してくれます。経営者も勉強は欠かせません、しかし勉強はついつい集中力・継続力に欠けてしまう、本を読むけれども結果が伴わない、こんなお悩みをお持ちの経営者・社員の方々に、又中学生や高校生、大学生のお子様にも是非お勧めです。

29年7月 『ユダヤ人大富豪の教え コミック判』 本田健著 大和書房刊

書籍版もありますが、あえてコミック判を紹介します。コミックいわゆる漫画は私は読まないのですが、読んでみると意外に面白いことを発見しました。絵でも訴えるのでまるで映画を見ているようなドラマチックな展開を楽しめます。物語は日本人青年がアメリカに渡り大富豪ゲラー氏との出会いで人生を学ぶというものです。この出会いが青年の運命を一変させることになります。キーワードは”幸せな金持ち”です。とは言っても金儲けの本ではありません。コミックとはいえなかなか味のある内容で、とても読みやすいと思います。1巻2巻があります。

29年6月 『格差社会を生き延びる"読書"という最強の武器』 大岩俊之著 アルファポリス刊

最近は若い人は活字を楽しむことが少なくなっている様に思います。そのせいか文章を書く力、語彙の少なさを感じます。学びをしないと、自身で努力をしないと”格差社会”の波に飲み込まれる事は明白だと著者は説きます。学びの手段は最も優れているのは読書でしょう。読書で得た「知識」と「教養」は生きていく上での最強の武器となります。成功者は皆読書家です。若い人は特に是非書籍を習慣として欲しいと思います。その足がかりをこの本が教えてくれます。

29年5月 『脳には妙なクセがある』 池谷裕二著 扶桑社新書刊

著者は脳科学者です。科学者ですから色んなデータや学術論文から科学的に脳の仕組みについてわかりやすく解説しています。時々人の生きる意味ってなんだろうと考えることはありませんか?人生、できれば楽しく生きたいものですが、残念ながら喜び悲しみがあります。でもそれはみんな脳が反応しているだけなんですよね。この本のテーマは脳科学の視点から「よりよく生きるとは何か」を考えるというものです。「楽しくごきげんに生きる」という目的を達成するための科学的なヒント満載です。

29年4月  『これが世界と日本経済の真実だ』 高橋洋一著 悟空出版刊

私たちは日本の世界の政治経済情勢をマスコミ報道に大きく頼っています。著者はこのメデイアが流す「嘘八百」の言説を解き明かそうとしています。確かに、私もマスコミ報道の全てが真実だとは思ってもいませんでしたが、その思いを強くした体験があります。ブラジルから一時帰国した地元マスコミ関係の先輩が、リオ・オリンピックの開催前の日本のマスコミ報道のでたらめさを嘆いていたのです。反権力は経済政策にしろ、安全保障にしろ何かに反対であるという主張ばかりが先に来てしまいがちですが、もっとデータを正しく読みロジカルに考え、そして真実を捉まえる必要があると説いています。世の動きをより理解する為に参考になります。

29年3月  『小学生の算数だけで社長の仕事がスッとわかる』 並木将央著 フォレスト出版刊

職業柄、経営者の方に経営に活かす数字の見方とか、経営には数字を読めることの大切さをどうやったら理解してもらえるかをいつも課題にしています。題名に引かれて手に取りましたが実にわかりやすく解説してあります。著者は事業再生に関わって来られましたが、その中で経営がうまくいかない原因の共通点として会計の苦手な経営者が多いことに気づいたそうです。同感です。会計は経営のためにあります。会計をわかり経営の基本を理解する為に是非お読みいただきたい本です。会計が苦手な経営者の方、会計をないがしろにしている?経営者の方におすすめです。

29年2月 『今、松下幸之助ならどうする?』 大西宏著 実業之日本社刊 

先日、元松下政経塾塾頭の上甲晃氏の講演を聴く機会がありました。松下幸之助から直に薫陶を受けた上甲氏の話は一つ一つが身にしみる言葉でした。早速以前読んだこの本を書棚から取り出し読み直しました。著者も松下幸之助の元で働いてきた方です。日本の経営者で松下幸之助ほど知られ
た人物はいないでしょう。なぜここまで慕われるのか、なぜ多くの経営者が松下幸之助に学ぶのか、やはり学ぶことがあるからです。経営者でなくとも、ものの見方、ものの考え方を今一度整理するにはもってこいの書です。ほかにも松下幸之助の書はたくさんあります。どの本を読んでもいいでしょう。こういう世の中だからこそ是非松下幸之助の考え方にふれてみてください。

28年12月 『葉隠』 講述 山本常朝 徳間書店刊

私の手元にある『葉隠』は昭和39年3月初版56年33刷です。『葉隠』といえば佐賀藩に伝わる武士道の秘本として有名で「武士道といふは死ぬことと見付けたり」の1節は知る人も多いでしょう。人生の修養書と言うより、集団共通の目的を遂げるための個人のあり方、心構え、生活技術的な処世術が記されています。説かれていることは、現代にも充分に通ずることも多く、例えば、酒席の心得として「自分の酒量を心得ておき、それ以上飲まぬようにしたいものである。酒の席は公の場なので、よくよく気をつけて失態のないように」と書かれています。最後の方に鍋島藩主の後裔の鍋島直紹氏の随筆が付されていますが、その内容も興味深いです。

28年11月 『言ってはいけない残酷すぎる真実』 橘玲著 新潮社刊

興味をわかせる内容でした。社会のいろいろな不公平やきれい事が目に見えないところでなるべくしてなっているとしたら、そのことが科学的に解明されつつあるのです。美人とブスの「美貌格差」、「遺伝子と環境」このような問題に対する研究成果が語られています。まずもってこのような研究がまじめになされていることに驚きます。前書きにこう書いてあります。「最初に断っておくが、これは不愉快な本だ。だから、気分よく一日を終わりたい人は読むのをやめた方がいい。」

28年10月 『いい仕事の仕方』 江口克彦著  PHP新書刊

著者は松下幸之助の下で23年間直接指導を受けた人物であることを知る人も多いでしょう。実践家であるが故に書の内容には重みを感じます。特に多くの経営者が悩む人材育成については1/3の紙面を割いて述べています。上司として心得るべきこと、また部下として心得るべきこと、組織のあり方について、一度は見聞きしたことが述べてあるのかもしれませんが、なかなか実践できていないことに気づかされます。「上司は(経営者は)自らのレベルを高めなければならない。それによってレベルの高い部下が育ってくる。」し、「組織は一人一人が自分をわきまえて協力・協調しなければ成り立たない。」のです。働くものとして、一度行動を整理してみるのもいいでしょう。

28年9月『倒産の淵から蘇った会社達』 松村健一著  新日本出版社刊

著者は会社の再建を多く手がけている弁護士です。NHKの「仕事の流儀」にも登場しています。以前一度講演を聴いたことがあります。10年ほど前に出版された本で、やや専門的な内容ですが、「経営者に伝えたい、私からのメッセージである」との著者は言っています。一貫して会社をつぶさずに「治療」することを優先させるべきであるという考えは、私も共感します。第1章「会社が苦境に陥り、苦しみ悩んでいる経営者とそのご家族及び金融機関の方々に伝えたいこと」。多くの具体的事例は実話だけに身にしみます。財務、経営、法律、哲学等総合的に学べる内容です。

28年8月『安岡正篤・中村天風の帝王学』下村澄・清水榮一著

プレジデント社
皆さんご承知の通り安岡正篤と中村天風と言えば日本の政治のリーダーや経営のトップリーダーに多くの影響を与えた人物として有名です。私もこの二人の書はよく読ませていただき、生き方に多くの示唆を得ました。書棚にたぶんまだ読んでない(読んだ本はどこかに付箋があったり、鉛筆書きがあったりするのでわかります)この本を見つけ、しばらく遠ざかっていた二人の思想に触れました。「人は志・人間性が上のものを使うことができない」のであり、経営者たるものは自己啓発が欠かせないのです。たまにはこういう人間学の書も読んでみてはいかがでしょう。すばらしい二人の思想を少しでも吸収することは決して損にはなりません。

28年7月『人が育つすてきな会社』角井亮一著 財界研究所刊

角井亮一著 財界研究所刊
佐賀県の有効求人倍率が1を割り込み、つまり人余りなのですが、現場では人材の不足は切実です。
従って人を育てるという課題は経営者にとって最重要課題です。この書では、セブン&アイ・ホールデングス、ヤマトホールデングス等々成長している企業がいかに人を育てていったかを、経営者に直接面談して得た情報を紹介しています。おしなべて共通することは「経営理念の浸透」です。
そして「社長直々のミーテングによる社員教育」です。教育することにお金と時間を惜しむようであっては人財は育ちません。アメリカで靴を2000億円売っているザッポスという会社の例が印象的でした。採用してもその企業文化、風土に適応できない人は、いて欲しくないので30万円払って辞めてもらうのだそうです。アマゾンも同様の制度を始めているのだそうです。

28年6月『経営者に贈る5つの質問』PF.ドラッカー著 ダイヤモンド社

PF.ドラッカー著 ダイヤモンド社
ドラッカーの書は経営者の方は一度は手にした本だと思います。帯の紹介文を紹介します。「何事にも満足することなく、全てを見直ししていかなければらない。だが最も見直しが求められるのは成功しているときである。下向きに転じてからでは遅い。明日の社会をつくっていくのは、あなたの組織である。そこでは全員がリーダーである。ミッションとリーダーシップは、読むもの、聞くものではない。行うものである。「5つの質問」は、知識と意図を行動に変える。しかも、来年ではなく、明日の朝にはもう変えている。」是非読んで5つの質問に応えてみて下さい。

28年5月『日本はなぜ世界で一番人気があるのか』竹田恒泰著

PHP 新書
著者竹田氏のことはTV番組でも多く顔を出していますので、皆様も天皇家の一族であることはご存じでしょう。平成18年英国のBBC放送が33ヶ国で世論調査を行った結果、「世界によい影響を与えている国」のトップが日本であることを読んでびっくりしました。最近になって日本という国が見直されているのかなと思っていたら、ずいぶん前からなのです。なのに私達は必ずしも日本の国のことをよく知っているとは言えないようです。日本国の根底には天皇制があります。建国から2000年以上、一つの王朝を保ってきた国はどこにもないのです。ここに日本国たる何かの意味があるようです。是非日本を見直す意味で読んでみてはどうでしょうか。

28年4月『マッキンゼー流入社1年目ロジカルシンキングの教科書』大嶋祥誉(おおしまさちよ)著

SBCreative刊
ロジカル(論理的)シンキングとは「クリテイカルに考え(深い洞察による自分の考えを持ち)、ロジカルに展開する(わかりやすく伝える)」事だそうです。新入社員さんだけに限らず、人にもの事をわかり安く伝える事はとても大切です。そうすることでコミュニケーションがうまくいく事につながり、いい人間関係を作ることが出来るのです。「それいいね」とか「これ面白いんじゃない」とかいったひらめきを導き出す為に、ちょっと堅いけどしっかり学べる良書です。

28年3月『カーネギーのすごい心理術』内藤誼人(ないとうよしひと)著

経営者であればカーネギーの著『人を動かす』は読んだことがある人も多いと思います。
80年ほど前に出版されいまだに読み継がれる経営者必読の名著ですので是非読んでいただきたいものです。私も何度も読み座右の書としています。とはいっても時間がない、ちょっと活字が苦手という方にもってこいの本がこれです。心理学者である著者が『人を動かす』をよりわかりやすく現代風にひもといています。全ての業務は人がします。従って人はとても大切です。経営者も従業員も人に対する理解が必要なのです。経営者はもちろんのこと、社員さんにも読んで欲しい内容です。人生を明るく楽しいものにすることまちがいなしです。

28年2月『幸福優位の7つの法則』 ショーン・エイカー著

徳間書店刊
私達の事務所は『縁ある方々との幸せの共有、それが私達の願いです』を経営理念としてがんばっています。従って「幸福」という言葉に関する本を見ると、つい手に取ります。
私達は「努力すれば成功する、成功すれば幸せになれる」という、「成功」が先で「幸せ」が後にくる図式を学んできました。果たしてそれは正しいのだろうかを科学的に検証したのです。結果、この図式は実は逆で、「幸せ」は「成功」に先行する事がわかりました。そこに7つの法則を見いだしています。その一つを紹介します。「ハピネス・アドバンテージ」という考え方を持つということです。ポジテイブな脳は、平常時脳やネガティブな脳に比べて、生物学的な優位性を持つのです。この法則から、脳を再訓練して積極性を高めることで、生産性や業績を改善する方法が学べるのです。ネガテイブ情報は耳に入れないようにしましょう。他の6つの法則は書籍で学んで下さい。

27年12月『やんちゃな神様とつきあう法』 金城幸政著

サンマーク出版刊
書店に平積みしてあり、題名に惹かれて購入しました。著者は生まれたときから不思議な体験をしたと言います。ホントかなと思いながらも、内容に引きずり込まれ、そうだそうだとうなずきながら一気に読みました。私たちはとかく「まじめ」に生きることを子供の時からすり込まれてきていますが、「楽しそう」「面白そう」「ワクワクする」という基準で、すべての行動、進む方向を決めてみようと説きます。「人生楽しまなきゃ」とそう思ってはいるのですが、その思いをもっと強く持つことのできる楽しい本です。新しい年に向かって生活の仕方を見直してみてはどうでしょうか。楽しい愉快な生活が送れると思います。

27年11月『仕事の教科書』 高橋秀幸著

角川フォレスタ刊
働く人にとっての基本をしっかり学べる本です。しかも具体的なプログラムを実行することで体得できます。目次を紹介します。序章:あなたはなんのために働くのですか?第1:章会社・社員・上司とは何かを知る。第2:章どこでも通用する仕事のプロになる極意。第3章:「目的」と「目標」を明確にする方法。第4章:「自分の生きる道」を理解する秘訣。第5章:目標のメンテナンスとタイムマネジメント。第6章:生涯成長し続けるための学びの習慣化。第6章:人生の使命を見つけるための覚悟の磨き方。最終章には著名な経営者の働きに対する取り組みと生き様が紹介されています。特に若き諸君に読んでいただきたい内容です。

27年10月『百年続く企業の条件』 帝国データバンク編

朝日新聞出版刊
企業は生まれては消えています。日本も年間5%程度が何らかの事情で廃業になっています。単純計算で20年続けばまずまずということですが、平均年齢は40.5年だそうです。従って100年続く企業はそうざらにはありません。帝国データバンクという目利き集団がその企業をあらゆる角度から分析し、生き抜いてきた企業の秘密を解き明かしています。運不運では計れないなにかの法則があるのです。端的に言えば1.まじめに愚直に仕事を続けていること、2.自社の発展だけでなく顧客や社会の発展も望む気風が培われていること、3.時代の変化を恐れないこと、だそうです。老舗企業として大事なことを漢字1文字で表して下さいの回答で、一位は「信」です。

27年9月『『小さな会社で大きく儲ける方法』企業家のための社長学』

青木仁志著 アチーブメント出版刊
著者は人財教育コンサルティング会社の社長です。著者の出している数冊の本は私にとって共感できる内容が多く、仕事の参考にさせていただいています。企業家はどんなにいいアイデアを持っていても事業計画性とその実現の為の行動ができなければなりません。経営の三要素である 1.お金のマネジメント 2.物づくりのマネジメント 3.組織人財のマネジメント について実務家の視点で多くのヒントをわかりやすく説いてある良書です。特に重要なのはお金の計画であると経験から説いています。同感です。企業が発展していくときに一番求められるものは、経営者自身の成長です。利己的ではなく利他的に考え、社員第一主義、顧客第一主義のメッセージを出し続けていくことです。経営者はもちろん経営幹部の方におすすめの本です。

27年8月『奇跡を起こす7つの習慣』

井上裕之著 ビジネス社刊
著者は歯科医でもあり、経営学も学んだ異色の存在です。奥書から紹介しましょう。「人と人とは最終的には誰かを応援する事によっていろいろな人が自分を応援してくれるという構図から成り立っています。」実感ですね。そして、人生の奇跡は日々やり続けた習慣を行動に結びつけて、結果もひとつひとつ出し続けていく。その積み重ねで始めて起こるものだと言います。その7つの習慣は
1.目標を持つ。
2.ポジテイブな言葉を使う。
3.常に学ぶ。
4.命がけで仕事に取り組む。
5.正しくお金を使う。
6.愛情を注ぐ。
7.応援されるより応援する。
です。経営にも、プライベートにでも取り入れたい習慣です。生き方の整理をするためにぜひお勧めします。

27年7月『仕事の見える化』

長尾一洋著 中経出版刊
「見える化」という言葉は経営の参考書にたびたび出てくるようになりました。この本もその中の一つです。大切なことほど、見ようとしてもなかなか見えない、だから仕事がうまくいかないのです。その大切なことは3つあると著者はいいます。
1.会社の未来
2.社員の頭の中
3.顧客の頭の中
です。これらを見える化する方法を具体的な手法でどうするかを示してくれています。経営は具体的な行動の積み重ねです。「見える」ことが行動を起こす基本です。仕事を整理する上でも参考になる内容です。経営者はもちろん、部下を動かす、組織を動かす立場の経営幹部の方におすすめです。

27年6月『歳とるほどに志』

上甲晃(じょうこうあきら)著 五月書房刊
著者は松下政経塾の元塾長。先日講演を聞く機会があり、その時に購入した書籍です。
75歳の著者ですが、まだまだ使命感を持って前向きに生きておられます。70歳にもなれば、老後の生活をぼちぼち過ごしていこうかなと思いがちですが、待てよ、まだまだだと思いを新たにする内容です。日本全体の3分の1を、65歳以上が占める時代、高齢者がやっかいな存在かありがたい存在かは国の存亡にも関わる問題だと、問題提起をしています。

27年5月『社会人のための伝える力』

荒巻基文著 産業能率大学出版部刊
対面したとき自然に人をひきつける方がいます。伝え方がうまい説得力のある話をする人もいます。反対になんとなく惹かれない人もいます。魅力ある人は、良質な人・物・金・情報を引き寄せます。著者はこの魅力ある人には3つの力が重要だと説いています。1.人間力 2.自己発進力 3.異価値観調整力です。この本を読めば即魅力ある人になれるというわけではないでしょうが、社会人として「伝える力」を養成するためのヒントが具体的に示されており、大変参考になるはずです。特にコミュニケーション能力が落ちていると言われる若い人にも読んで欲しいです。

27年3月『書くだけで自分が9割変わる』

中司祉岐(なかずかよしき)著 プレジデント社刊
ちまたには数多くの自己啓発本があふれていまして、私も過去多くを読みました。最近はちょっと遠ざかってましたので手に取ってみました。やりたいことが見つからずに焦っている人、忙しくて自分の足元を見る余裕がない人、解決策がわからずに現状を打破できない人、なんとか自分にいいわけをして行動しない人、このような人にお勧めの内容です。ついつい惰性に流されがちの日々の生活の中でたまに自己啓発本を読むのも刺激になります。自分自身を良く見つめるために毎日7分間、その日の行動を紙に書いて振り返る。そのことで目の前の課題を乗り越え、人生を自分を良い方向に変えることができる。と筆者は説きます。若い方々にお勧めの自己啓発本です。

27年2月『成功のための未来予報』

神田昌典著 きずな出版刊
NHKで近未来の姿を描く「ネクストワールド」という番組がシリーズであっていますが、そこで取り上げられている30年後の世界には驚かされます。この本は世界を股にかけるコンサルタントの神田昌典氏が10年後の予測をしています。「お金が無くなる」「会社が無くなる」「病気が無くなる」「国境がなくなる」等々、衝撃的な内容ですが、NHKの上述の番組と重なり、あながち夢物語ではなく現実味がより強く感じられます。経営は数年後を見ながら取り組んでいくべきですが、その数年後は想像以上の変化が予想されます。企業のみならず個人の将来の方向性を考えるヒントになるでしょう。特に若者には是非読んで欲しい内容です。

この本良かったですよ 平成26年

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この本良かったですよ 平成23年

この本良かったですよ 平成22年

所長より一言

2024年4月号

  • あるクラウド業務を手がける会社がインボイスによる事務負担のアンケートを行ったところ月13時間増えたと言うことです。6月からは複雑な定額減税事務が始まります。この人手不足の中にこのような非生産的な仕事に費やされる時間が増えるばかりです。政府はいったい何を考えているのでしょうか。腹立たしく思います。
  • 裏金還流資金問題はうやむやの内に幕引きされそうです。そんなことがあってはなりません。これは脱税なのです。もし税務当局が動かないとしたら、国民は怒るべきです。
  • 確定申告は皆様のご協力で無事に済みました。思うのですが働き方改革が叫ばれる中、3月15日までという期限決めは時代遅れです。税理士会もそのことを訴えていますが、らち飽きません。今時の官僚さんは、庶民の生活感覚が薄れているのでは。問題の静岡県知事のような上から目線の方々ばかりなのでしょうかね。
  • 休日に松浦鉄道一周の旅をしました。伊万里から平戸そして佐世保という旅です。田平平戸立ち寄りで7時間ほどかかりました。のんびりと眺める車窓は桜の駅も多く、緑豊かな田園風景に癒されました。
  • バラの庭もぼちぼち蕾がついてきています。引き立て役の宿根草も生き生きとして出番を待っています。4月末には咲き始めそうです。良かったらどうぞ見に来てください。自由に入れますが、私がいれば珈琲豆を挽いておもてなしします。
  • 12日は事務所をお休みさせていただきます。よろしくお願いたします。  

(山浦)

2024年3月号

  • 株価が高騰し4万円を超えました。実体経済は必ずしも良いとは言えません。経済環境が良くなったわけでもありません。良くなったとしても、そんなに経営は甘いものではないでしょう。やっぱり個々の企業が努力して経営の革新をしていかなければ、業績は良くならないのです。
  • 裏金還流資金問題について、これは脱税なのだから納税申告をする、これがまずやるべき事だと思います。もし税務当局が動かないとしたら、国民は納得してはなりません。
  • 6月からの定額減税、手続がかなりややこしいです。次々に変化し複雑化していく事務手続に不満は募るのですが、時代の流れに乗っていくことは必然です。デジタル化しないと時間がいくらあっても足り無くなってしまいます。
  • 確定申告は今最後の追い込み中です。働き方改革で、できる限り時間外を少なくして完了させるべく努力しています。どの企業も人手不足で、しかしながら仕事はしなくてはならないわけですから、そのジレンマで大変だろうと思います。だからこそその対策を考えていきましょう。
  • この時期には庭にはクリスマスローズが開花しています。種から育てると3年の月日を得てやっと花が咲くのですが、そこまで待って咲いたときには嬉しいものです。人を育てるにも根気よく育て、開花を待つしか無いのです。

(山浦)

2024年2月号

  • 国家公務員とその家族が加入する国家公務員共済組合のマイナ保険証の2023年11月の利用率は、以下の通りだったという。 総務省 6.26% ・内閣府や農林水産省など4省庁 5%台 ・厚労省 4.88%等々、推進している側がこんな風では、何か問題あるのでは?と思ってしまいます。官僚さん、どういうお考えなのでしょうか?
  • 政治家のいわゆる裏金還流資金が公表されました。佐賀新聞の投稿欄にも怒りの声がたびたび上がっています。法律を作る側がこのような状況であることに、怒りを通り越した虚しさを感じえません。もうすぐ確定申告ですが、決算書に載せずに裏金にしたら、脱税です。犯罪ですよね。我々職業会計人集団TKCは監査の必要性を国会議員に提言しています。
  • 諸物価の値上がり、かつ、インボイスなど事務手続きが複雑になっており、長く据え置きしていた顧問料の値上げを一部お願いしています。ご理解いただきますようお願い申し上げます。
  • いよいよ確定申告が始まります。皆様には申告に必要な資料等の早期の提出をお願いいたしております。働き方改革での中、時間との戦いをIT化等で創意工夫して取り組んでおります。どうぞよろしくお願いいたします。 

(山浦)

2024年1月号

  • 昨年は憤りの年でした。10月からインボイスが導入され、複雑な処理を求められています。複数税率の対応のためにインボイスの制度の導入をしたとのことですが、それなら単一税率にすればいいのでは、なぜ複雑にするのかどうしても納得できません。
  • インボイスの発行のためにやむなく免税事業者から課税事業者になった方は今のところ約60万者(社)です。この方々の負担は物理的にも金銭的にも大きくなります。ただでさえ人手不足や労働環境改善を求められているのに、非生産的な仕事をどうして増やすのでしょうか。
  • もうひとつ大変なのが今年から始まる電子取引の電子保存義務化です。事務は益々複雑化します。官僚は現場を分かっているのでしょうか。
  • 昨年末に露呈した政治家の資金還流問題。裏金がまかり通っていたのですから、あきれます。企業には証拠無しの経費は認められません。厳しい税務調査もあります。なぜ政治家は裏金や領収書なしの支出が認められるのでしょうか。怒りさえ覚えます。それにしても、なぜ今まで見逃されてきたのでしょう。
  • 国民負担を増やしつつ、一方では選挙目当てとしか思えない訳の分からない定額減税策、我々国民はもっと政治に厳しい目を向けるべきです。日本の将来のために。今年は、も少しまともな政治であって欲しいものです。
  • 「力は貧に勝つ」という名言があります。ここに言う力は、身体的な力ではなく、努力することの力を言います。貧であることの多くは怠け癖の者に多いのです。働かなければ金が入ってこないのは当たり前です。貧乏神が寄り付かないのは、コツコツと仕事に精をだす人間です。貧乏神を追い払えば家には笑いがやってきて、もっとがんばろうという前向きの気持ちも湧いてくるものです。心の貧も同じことです。
  • 私の趣味も年令とともに変化してきました、60歳頃までは、フルマラソンを走ったりしていました。その後はゴルフを始め、楽しんでいます。もう一つの趣味がガーデニング。ひょんな事から草花に魅了され、今ではバラガーデンを楽しんでいます。コーヒー豆をひき、草花に囲まれながら飲むときは心満たされます。
  • 頭がついていく限りは仕事とプライベートの時間をバランスよくできればと思っています。そろそろ少し加速してウェイトを後者に移動していきたいと思っています。
  • 新年早々、北陸では大きな地震が起こりました。この寒い中、被災された方々のことを思うと、心が痛みます。お見舞い申し上げます。

(山浦)

2023年12月号

  • 今年はコロナの5類移行で経済も少し持ち直しました。しかしながら物価高と、人手不足、そしてインボイス制度の導入で中小企業は課題山積みです。今一度長い目で見て来年の戦略を練っていきたいものです。
  • 政治の世界では裏金問題が取りざたされています。事業者は税務申告にあたり、領収書等を元に正しく記録していくのに、政治家さんはずさんでもOKでおとがめなし。納得がいきません。
  • 年末調整の時期になりました。今年は特に大きな改正はないのですが、複雑であることに変わりはなく、事務手続きも大変であろうと思います。しっかりフォローさせていただきますが、早めによろしくお願いいたします。
  • 一年があっという間でした。年々早く感じます。色々ありましたが、世の中そうそう順風満帆にいくわけでもなく、皆様に支えられながら何とか困難を乗り越えてきただけでもありがたいと思っています。深く感謝申し上げます。本年中は大変お世話になりました。年末はちょっと温泉でもと思っています。皆様どうぞよいお年をお迎えくださいませ。

(山浦)

2023年11月号

  • 経営者は様々な困難にぶち当たります。それを乗り越えていくという物語は、かっこいいかもしれませんが、実務に携わっていると、この困難は予防できたのではないかと思うことが多々あります。経営は挑戦していくことが大切ですが、リスク対策も同時に考えるべきです。
  • JEPLANという会社の経営者である岩元美智彦氏の講演を聴く機会がありました。8年前に、バック・トウー・ザ・フューチャーのデロリアンを映画同様に現実にゴミをエネルギーに変えて動かした人物です。20年前、彼はエネルギーの奪い合いが平和を阻害しているとして循環型社会構想を目指しました。実現し、世界を動かしビジネスとして成り立たせています。最近多くの企業が取り組んでいるリサイクルボックスも先導してきました。この取り組みで1着の洋服から同じように1着の洋服ができているのです。この会社にとってゴミは地上資源なのです。
  • 岸田総理の所得税減税策にはあきれます。インボイスや電子取引の保存等で現場事務は混乱をしている中、またしても生産性のない事務負担を増やすのです。国家は人口減少・高齢化・コロナ後の中小企業復活支援といった重要課題があります。長期的展望に立った将来につながる資金の使い方をして欲しいものです。場当たり的な指導者に日本の行く末を任せていいものでしょうか?
  • 今年は秋がなくあっという間に冬が来てしまった感じです。庭木の紅葉も今一つです。9月の末に剪定した秋のバラはぼちぼち咲き始めました。

(山浦)

2023年10月号

  • 上場会社の日本M&Aセンターの傘下にある小規模事業者向けコンサル会社「バトンズ」の社長が株式譲渡金約7億2千万円を申告せず脱税で起訴されました。税の素人でもあるまいしコンサルで儲けて脱税とは。M&Aで中小企業を食い物にするとは困ったものです。
  • 今企業の一番の課題は人材の確保でしょう。今や伊万里地区の人手不足は危機的状況にあると言っても過言ではありません。既存従業員さんの待遇改善は最優先課題と言えます。そのためにも人手を使わない省力化、いわゆるDX化は必然的な取り組みです。結果として利益を上げる体制を構築していくことに全力で取り組むべきでしょう。
  • いよいよインボイス制度が始まりましたが、実務に従事する触る者として、皆様も負担の大きさを実感されていることでしょう。ここにきて問題点を指摘する報道が目立つ様になりました。以前もここで指摘しましたが、マスコミ報道は遅すぎます。何かに遠慮があるのでしょうか。しょうもないスキャンダルを追うのではなく、もっと議論すべき事知って欲しい事を報道して欲しいものです。
  • やっと対面での宴会などが普通に行われるようになりました。対話も弾み、生の情報交換もできますし、職場内の風通しも良くなっていきます。かつ、ストレスの解消もできます。こうでなくてはですね。

(山浦)

2023年9月号

  • インボイスがいよいよ来月から始まります。13日の研修会は満席となりました。また要望があれば追加開催します。来年からは電子取引の処理方法が変わりますので、その研修も予定しています。
  • インボイスや電子取引については小規模企業はまだまだ認知度が低いのが事実です。このまま走って大丈夫なのでしょうか。税務署も当分の間は柔軟な対応はすると思いますが・・・・。
  • 9月だというのにいつまでも暑い日です。局地的な大雨も頻繁に起こっています。異常な気象に不安を感じます。地球温暖化阻止を本気で取り組まないと。
  • 久しぶりに映画を見に行きました。吉永小百合さんの「こんにちは母さん」です。いろいろな人生が織りなす、ぐっと胸に刺さり、時にジーンとくるいい映画でした。
  • 雨と日差しとで、植物の成長には絶好の環境、庭の雑草は一週間で10センチほど伸びます。抜いても切ってもどんどん生えてきます。抜けば土に日光が当たりこぼれていた種が発芽する、切れば切り戻して成長するのです。雑草は抜かれることを前提にした生き残るすべを遺伝子が組み込まれているのです。強いですね。

(山浦)

2023年8月号

  • 金融機関の手数料ビジネスが増加しています。金融庁の報告によれば、金融機関から受けたサービスは、「各種支援制度の紹介や申請支援」や「取引先・販売先の紹介」といった売上や利益改善に直結するサービスが高い割合を占める一方で、受けたいサービスとして上位にあった「経営人材の紹介」や「業務効率化(IT化・デジタル化)に関する支援」の割合は相対的に低かったとのこと。サービスを受けた理由は、「提案内容に納得できたから」と回答した割合が多かったのですが、、中には「金融機関からの提案を断れないから」との回答も一定割合見られたとのこと。私はこの少数回答が本音のような気がします。
  • 振る舞いが貧乏になるのか、貧乏だからそう振る舞ってしまうのかは分かりませんが、むやみにクレームをいうことは、老後破綻・老後貧乏の予備軍である可能性は高いという調査結果があるそうです。なんとなく実感します。
  • 次の言葉は、四国八十八ヶ所第80番札所の讃岐国分寺に掲げてあるそうです。「高いつもりで低いのが教養」「低いつもりで高いのは気位」「深いつもりで浅いのは知識」「浅いつもりで深いのが欲望」「厚いつもりで薄いのは人情」「薄いつもりで厚いのが面の皮」「強いつもりで弱いのが根性」「弱いつもりで強いのは自我」「多いつもりで少ないのは分別」「少ないつもりで多いのが無駄」「長いつもりで短いのが人生」「短いつもりで長いのも人生」

(山浦)

2023年7月号

  • 2024年問題が話題になっています。働き方改革関連法によって2024年4月1日以降、自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限が960時間に制限されることによって発生する問題の総称のことです。この問題は色々な業界に波及してくるでしょう。
  • 金融庁は金融機関に「フィーデューシャリー・デューティー」を推進しています。これは顧客本位の業務運営を指し、金融機関は資産を預けている顧客に対し、利益を最大限にすることを目標に利益に反する行為を行なってはならないとするものです。声高に叫んでも、実態はどうでしょうか?現場は目の前の手数料を稼ぐことに気をとられ、そして反対に顧客からの信頼は薄れていくということにならなければ良いのですが・・・
  • 人手不足から人材確保は確実に恒常化します。そして、人材は流動的になります。人材の育成と賃上げは必須の事項になります。DX化、省力も避けて通れません。その内にと言っている暇はありません。利益を上げていかなければ悪循環に落ちることになるのです。
  • 日照りと雨で植物は元気いっぱいです。雑草はどんどん伸びています。今庭仕事は雑草取りがメインですが、たまに、あれ!こんなところにこんな花が、それもまた楽しいものです。

(山浦)

2023年6月号

  • 我が事務所の経営理念は「縁ある方々との幸せの共有それが私たちの願いです」となっています。縁ある方々は顧問先の皆様はもちろんのこと、地域の方々、従業員同士、家族等々私たちを支えてくださる皆様です。共に幸せを求めていきたいと思っています。
  • 課題の実現は同じ事象として現れたとしても、そこに至る思いが大切なのだと思います。水を飲みたい人がいたとき、この人に飲ませることで水を売ることができて儲かるという思いなのか、この人を生き返らせるためには水が必要なのだとの思いで水を飲んでもらうか、の違いです。水を飲ませるという目的は同じのようですが、実は本当の目的が違うのです。本当に求めていることは、と考えていきたいものです。
  • コロナ禍後の経営の状況は、身近に数字を見る私たちからみても確実に改善が進んでいる実感はあります。しかし一部はまだまだこれからなのです。まだまだこれからの部分が見捨てられる世の中にはなって欲しくないものです。
  • 税理士事務所の最も多忙な5月が無事に終わりほっとしているところです。いろいろな会の懇親会も賑やかになってきました。やっぱり対面で語り合う世界が人間らしいですね。

(山浦)

2023年5月号

  • 長年にわたる新型コロナウィルスが与えた苦境は、ネガティブな影響だけではなくポジティブな要素を見いだす機会にもなったのではないでしょうか。戦略的経営のきっかけをもたらしてくれたととらえ、先の見通しを立てて、計画的な経営をすることに取り組んで、一段上のレベルの会社経営につなげていきましょう。私たちも支援していきます。
  • 令和4年の全国の出生数が80万人を切り77万人です。我々団塊世代270万人の30%以下です。伊万里市もほぼ同様の傾向で73歳は950人に対し0歳児は340人です。おのずと人手不足から就業年齢は高くなるし、DX化も避けて通れません。
  • やっとGWは、にぎやかさを取り戻しました。有田陶器市も賑わいを取り戻し本当によかったです。私は例年通り篠栗の八十八か所巡りに行きました。いつもながらここはさほど人出も多くなく、自然一杯の中で快適に過ごせました。5月は我々業界が一番忙しい月ですが、英気を養いましたので頑張ります。
  • バラガーデンは、そろそろ見頃です。今年は気候のせいか、花つきが今一つです。興味のある方はどうぞご遠慮なくおいでください。
    佐賀ファンブログ「山ちゃんのガーデンNo2」にも紹介しています。

(山浦)

2023年4月号

  • どの顧問先でも、今一番の共通課題は人材の確保です。税理士事務所も例外ではありません。今は良くても将来を考えると対策の必要性を感じています。働き方改革も重くのしかかってきます。そこでいわゆるDX化は避けて通れません。ペーパレス化、クラウド化、WEB会議も取り入れる等実践していきます。
  • 顧問先の皆様にも会計システム等のクラウド化を推奨しています。人材不足もさることながら、世の流れに乗り遅れないように、是非とも積極的に対応されるようにおすすめします。
  • WBCで。大谷選手が言った「あこがれは捨てよう」にはしびれました。自分にはできないという自己限定の考えは成長をストップさせてしまうようです。この言葉は優勝に導く大きな支えになったはずです。
  • 春爛漫、庭では待ってましたとばかりに次々と花が咲き始めました。冬場跡形もなかった宿根草が芽吹いて、蕾をつけ、花開く。毎日いい景色を見させてもらっています。
  • 確定申告も無事済みました。皆様のご協力ありがとうございました。

(山浦)

2023年3月号

  • 経営は長旅です。ずっと全力で走り続けたいけどそれは非現実的です。しばし居心地の良いオアシスで休んで再出発、次の困難の先にはもっと大きな成功があると思って進みましょう。
  • 自分の時間の5%を人のために使っていきましょう、自利利他の精神を持って生活していきましょう、と若いころ言われたことがあります。世のお役立ちの時間を少しずつ増やしていければ幸せだと思います。
  • とても懇意にしていた、そして色々な話しの相手だった友人がコロナ感染が原因で突然亡くなりました。毎月会って交わした会話が無くなってしまい、日に日に寂しさが増してきます。諸行無常、一日を大切に生きたいものです。
  • 庭仕事が今一番楽しい時期です。日に日にクリスマスローズが咲くし、バラも花芽をつけてくるし、宿根草が思わぬところで芽を出してくるし、春の姿を想像しながら肥料をやったり、土興しをしたり、剪定をしたり。多忙な確定申告時期の休日のしばしの頭休めの時間です。
  • 確定申告では、諸資料などご協力ありがとうございます。職員共々ラストスパートでがんばっています。

(山浦)

2023年2月号

  • 20年ぶりに旧友から電話があり、飲もうかということになりました。この年になってくると懐かしい人に会いたくなるように感じます。モノ申したいことも躊躇なく言えるようになってきます。モノ申しが年寄りのたわごとと言われないように、いつまでたっても学びは必要なようです。
  • ある会合でご老人が(私も老人ですが)寄ってこられ「孫行さんのお子さんですか?」と。「はい」。そして「お手紙を読んでいただけますか」と渡されました。内容は若いころ父孫行の部下で働いていた時のことが書かれており、お亡くなりになったことを後に知って、お参りしていなかったことがずっと気になっていました、ということでした。父は20数年前に78歳で亡くなっています。思いがけずに知らなかった父の仕事ぶりを垣間見ることができ、仏壇の前で改めて尊敬の念を抱きました。
  • 確定申告が始まります。例年のことですが皆様には申告に必要な資料等の早期の提出をお願いいたしております。働き方改革での中、時間との戦いを創意工夫して取り組んでおります。どうぞよろしくお願いいたします。

(山浦)

2023年1月号

  • ウクライナの悲惨な状況を見聞きするのがつらい昨年でした。専制的な指導者により日常が壊れてしまう恐ろしさを感じます。この宇宙の小さな地球の中で起こるこのような出来事を創造主はどう見ているのでしょう。今年は平和が早く戻って欲しいものです。
  • 初売りも10年近く行っていません。団塊世代の消費で日本経済を引っ張ってきたのだということを実感します。年配が動かないと確かに景気は良くなりにくいですね。
  • 世界の売上トップ50企業に日本はトヨタのみ。20年ほど前は20社ほどあったそうだ。給与水準も上がっていない。日本人は勤勉にもかかわらず世界に後れを取ってしまいました。どこかやり方が違っていたのでしょう。働く人へもっとフォーカスしていかなければならないのではないでしょうか。
  • お正月休みは、コロナも蔓延していることだし、どこにも行かず静かに過ごしました。事務所の行く先など考えてみたり、読みかけの本を開いてみたり、残りの人生を考えてみたり、バラの剪定をしてみたり、そんな時間でした。
  • 昨年の伊万里神社の初詣では「八方塞がり」の運勢を見てすこしがっかりだったのですが、今年は「福運」でにっこり。八方塞がりを取り除くお守りをありがたくお返しし、今年も頑張るぞと気分を新たにしています。
  • 皆様にとって、より一層幸せな一年でありますように心より願っております。

(山浦)

2022年12月号

  • 免税事業者にとってインボイス制度は、実質的な課税事業者への印籠と言えます。制度の仕組みがわかってくるにつれ、免税事業者に大きな動揺があるようです、国は、もう少し早く制度周知をすべきだったのでは。
  • 先月のインボイスに関する研修会及びコロナ後の経営課題研修には多くの方にご参加を頂きました。物価高と人件費アップと円安とインボイスと課題は山積みです。後送りせずに取り組んでいきましょう。
  • 年末調整の時期になりました。税務署から送られてくる手引きは私たちが見てもわかりにくく、これで納税者の理解を得られるのか、はなはだ疑問です。もっとシンプル化すべきです。
  • 年末になると事務所荒らし等が横行します。お金に対する執着心をもってリスク対策をしましょう。事務所にお金を置くのはまずいです。
  • 一年があっという間でした。運勢があまり良くない今年でしたので、気をつけてきました。コロナには感染しましたが、まずまずつつがなく今年も終わりそうです。
  • 本年中は大変お世話になりました。皆様に支えられながらの一年を深く感謝申し上げます。皆様どうぞよいお年をお迎えくださいませ。

(山浦)

2022年11月号

  • 2極化とよく言われますが、3極化しているのではとも言われています。富裕層・パワーカップル層・それほどでもない層というわけです。パワーカップルとは夫婦2人で稼ぎが1000万円程度になる層です。この層が消費を押し上げていきます。
  • アメリカのFRBがインフレの抑止のため政策金利引き上げを決めました。一方日銀は利上げしない方針です。投資家は日本円を持つよりドルを持った方が利息を稼げるため円売りドル買いに走り、当分円安は戻りそうもありません。輸入材の値は上がる一方で、企業物価指数は前年比9%台です。つまり、値上げ10%は確保しないと赤字になります。
  • 借入金の経営者保証を外す方針はなかなか浸透していません。金融庁はより厳しい対応を金融機関に求めることとしました。企業の方も公私混同しない、財務諸表が毎月作成され金融機関に開示されるといった要件を満たしていく必要があります。当事務所ではいち早くそれに取り組んでいます。
  • あっという間に11月になり、秋はあったのかなと言う感じで一気に寒さが強まりました。コロナにも慣れて、在りし日の忘年会も復活しそうです。顧問先研修会も復活です。マスクを早く外したいですね。

(山浦)

2022年10月号

  • 帝国データバンクの調査によると、2022年度に賃上げを予定している企業は中小企業で47.9%あるということです。税の優遇措置も設けられました。人手不足もあります。避けては通れない課題です。
  • ブランド総合研究所は、都道府県ごとに住民の幸福度や定住意欲度、住民の悩みや地域の課題などを数値化する調査『第4回地域の持続性調査2022』を実施しました。なんと、佐賀県は、昨年の28位から7位へ上昇。最も幸福度が高いのは、2年連続で沖縄県だそうです。
  • コロナ感染も落ち着きを見せ、日常的な病の感があります。そこで、事務所主催研修会もリアルにお集まりいただいての開催をすることにしました。物価高、コロナ融資の返済開始、インボイス制度の実施、DX化の加速等、経済環境は目まぐるしく変化しています。皆さんと共に考える機会になればと思います。
  • 暑かった夏が過ぎると秋のバラのための剪定が始まり、次にクリスマスローズの植え替えが待っています。雨と日光で育つのは雑草も同じです。雑草取りもかなりの労力を要す時期でもあります。バラもボチボチ一番花が咲き始める中で、しばしの心地よい癒しの庭仕事を楽しんでいます。

(山浦)

2022年9月号

  • 日経新聞連載の私の履歴書に住友林業元会長矢野龍氏が引退にあたり、先人の言葉を紹介していました。「事業の進歩発達に最も害をするものは青年の過失ではなくて、老人の跋扈である」。
    跋扈とは、ほしいままに振る舞うこと。また、のさばり、はびこることだそうです。私も後期高齢者が近づいてきていますが、業務は若者に任せていき、人生では跋扈していきたいものです。
  • いよいよ1年後にインボイス制度が始まります。しかし、特に消費税に縁のなかった免税事業者に対する周知がなかなか進んでいないようです。マスコミも殆んど取り上げません。税務署も研修会などで対応しているようですが、参加者は少ないようです。
    課題山済みなのに大丈夫なのでしょうか?
  • 雑草取りに明け暮れた暑い夏の暑が過ぎると、秋のバラをきれいに咲かせるために、9月中旬までに剪定をします。ガーデナー気分でパチンパチンと鋏を入れています。自己満足の世界ですが、おかげさまで多忙な日々の息抜きができています。昨年以上の秋バラのイメージはできているのですが・・・。

(山浦)

2022年8月号

  • いよいよ1年後にインボイスが始まります。しかし、特に免税事業者に対する周知がなかなか進んでいないようです。マスコミも全く取り上げません。ゴシップだらけのどうでもいいニュース?より、もっと社会性ある話題を取り上げてほしいものです。
  • 税に関わる者の中では著名な品川芳宣(元高松国税局長・元筑波大教授)という方がおられます。先日国税関係の幹部の方との会話の中で、氏の話を持ち出したのですが、ご存じなかったのにはびっくりしました。青色申告会会員などに当局が購読を推奨している「税のしるべ」に品川氏は連載中でもあります。にもかかわらず知らないと言うことは読んでおられないということでしょう。ちょっとがっかりです。
  • 働き方改革の名のもとにかどうかわかりませんが、やたら転職サイトの情報が目につきます。サイトの利益に貢献しているだけで、果たして働く人の成長に寄与しているのだろうかと心配です。
  • コロナの7波が猛威を振るっています。気をつけていましたが、私も感染してしまいました。2日ほどの高熱の後10日程の微熱が続きました。
  • インボイス研修会をしたいところですが「誌上研修会」とさせていただきました。まだしばらくは研修会などの皆様との交流が制限されるのが残念です。
  • まだまだ暑い日が続きます。どうぞお体ご自愛下さいませ。

(山浦)

2022年7月号

  • インボイス方式の導入が近まりました。500万あるという免税事業者の対応が問題視されています。各経済界関連団体も見直し延期を要請していますが、財務省に聞く耳はないようです。個人タクシーさん、ひとり親方さん、町の飲食店さん、どうするのでしょうかね。値引きせざるを得ないのでは。
  • 社長の平均年齢が60.3歳。31年連続で伸びています。1990年は54.0歳でした。回りにも後継なき70歳越えがたくさんです。M&Aとは言っても、ほんの一握りの話。静かにたたんでこれまでのご褒美として余生を静かに生きる。それでいいのではないかなと思います。
  • 自分の稼ぎのためだけにがんばっている人には限界がある。そこそこに稼げるようになれば、目的は達成されるのだから、それ以上のエネルギーは出てこないのだそうです。
  • 今の動き方は、自分のことだけ考える風潮に変わっているのではと心配です。いいとこどりの情報過多も原因かもしれません。働くとは、ハタをラクにすると言います。そんなに甘いものではないはずです。
  • あっという間に梅雨が明けました。いよいよ暑さが厳しくなります。コロナ対策もしながら、どうぞお体ご自愛くださいませ。

(山浦)

2022年6月号

  • 元松下政経塾塾頭の上甲晃氏が、こう言っています。志とは、「人を幸せにする心」である。そして、「人を幸せにする努力」は、「自分を幸せにする道」である。だから、『志』を求める人は、いつも、「人を幸せにするにはどうしたらよいか」を求め続けている
  • 持続化給付金詐欺に国税局の職員が加担していたとはいささかショックでした。適正な納税を促す役所が、その血税をだまし取るなんてことはありえないと思うのですが・・・・。何か得体のしれない教育や社会の欠陥を感じます。
  • M&Aの件数が増加傾向にあります。そんな中業界のサービス品質向上を目指し昨年発足したばかりのM&A仲介協会の代表理事を務める最大手日本M&Aセンター社長三宅卓氏が就任間もなくして辞任しました。偽造契約書による不正会計によるものです。企業の業績数字で仲介をする会社のこの不正は許せません。多くの金融機関も提携している会社です。
  • これから暑い日が続きます。コロナ感染には共存していくしかないようです。お互い気を付けながら過ごしていきましょう。

(山浦)

2022年5月号

  • 日本人の働く時間は減ったものの、働く喜びを感じる割合が6割弱でなかなか伸びず、先進諸国23ケ国中最下位という記事がありました。「お金が目的にならない、働きとは?」の課題は経営者にとっても従業員さんにとっても大きな課題のようです。少なくとも「お金が目的の働き」は人生の貧困につながると思うのですが。
  • ウクライナの悲惨な状況を見ると、今の私たちの生活がいかに幸せなことであるか、そしてそれが多くの人の支えによって成り立っていることのありがたさを感じます。人類はなぜ支えあえないのでしょうか。
  • GWは、皆さん少しは行動範囲も広がったのでは、有田陶器市も賑わいを取り戻し本当によかったです。私も3年ぶりに篠栗の八十八か所巡りに行きました。久々の5時間の歩きで五箇所の寺のお参りでした。
  • 今年は、理想のバラガーデンに大きく前進しました。どこのバラ園よりも我が家のバラガーデンがいいなと自己満足です。今しばらくは見頃です。興味のある方は癒しの庭にどうぞご遠慮なくおいでください。佐賀ファンブログ「山ちゃんのガーデンNo2」もどうぞ

(山浦)

2022年4月号

  • 4月17日に伊万里市長・市議会議員補欠選挙があります。リーダーの条件として哲学者ニーチェは「方向性を示すこと」と言っています。ただし、その方向性の実現はそう簡単なものではありません。情報力・行動力・信念そして経験も必要だと思います。
  • 会計3悪というのがあるのだそうです。会計を怠る。帳簿をつけてもそれを無視する。会計帳簿に操作を加えて正確な会計を見せない。歴史学者で武士の家計簿を書いた磯田道史の話です。
  • 帝国データバンクの調査によると、2022年度に賃上げを予定している企業は中小企業で47.9%あるということです。税の優遇措置も設けられました。人手不足もあります。避けては通れない課題です。
  • 大企業の中小企業化が進んでいます。中小企業には税の特典が多くあります。資本金1億円以下が中小企業です。そこで、大企業は減資して資本金を下げるというわけです。JTB、毎日新聞、スカイマーク等21年度上半期で684社だそうです。
  • 確定申告も無事に終わりました。コロナ禍の中、皆様方のご協力に感謝いたします。まだまだコロナ感染も落ち着く様子ではありません、お互い気を付けながらもコロナと共存しながら過ごしていくしかないようです。

(山浦)

2022年3月号

  • プーチン大統領の指揮によるウクライナ侵略戦争には心を痛めるばかりです。核兵器の使用もちらつかせるプーチン大統領を見ると、リーダーによってこうも変わってしまうのかと恐ろしくなります。このことで日本も望まずして軍備の強化に進んでいくことになるのでしょうか。
  • 今、確定申告の最終局面ですが、皆様には必要資料の早めの整理提出等、ご協力を頂きながら緊張の日々が続いております。申告期限まであと少しです。頑張っています。
  • 日に日に温かさが増してきて、春を感じるこの頃です。バラの花芽も成長しています。この時期の庭はクリスマスローズの花でにぎわいます。種から育てて花が咲くまで3年かかるのですが、交配した種で思いもよらない花が咲くと嬉しいものです。確定申告の多忙さの中、そんな花に癒されています。
  • コロナ感染の状況がまだまだ落ち着きませんので、訪問や面談などできるだけ短時間でと配慮させていただいております。ご迷惑をおかけすることもあろうかと思いますがよろしくお願いいたします。

(山浦)

2022年2月号

  • 新型コロナウイルス感染症が拡大し、各種助成が手当てされています。売上関連の各種の支援金についてはご案内を差し上げていますが、何かお気づきの点がありましたらご遠慮なくご相談ください。
  • 確定申告の時期が近まりました。コロナ対策でできる限り面談を短縮するなどの取り組みをしています。皆様にはご不便をおかけしますが、必要資料の早めの整理提出等、ご協力よろしくお願いいたします。
  • すきま時間での庭仕事、バラの剪定も済みました。クリスマスローズも咲き始めました。

(山浦)

2022年1月号

  • 昨年は特に一年が早く感じました。きっと行動が制限され、見るもの聞くもの感じるものも狭くなり、感動に乏しい日々だったからだと思います。この環境の中でしたが、自然に親しむことが気持ちをリフレッシュさせてくれました。草花や山の緑や雀のにぎやかなさえずりを聴きながらの、挽き立てのコロンビアコーヒーの苦香りに包まれる時間は至福でした。
  • お正月休みは、台風で暴れまくったつるバラ“ニュードーン”の直径5センチ程に育った幹をバッサリ整理しました。その横の新しい若い幹に栄養をしっかり取ってもらいリフレッシュさせるためです。その幹に立派な花を咲かせてもらいます。バラの世界も世代交代は時に大胆に行うことも必要です。新しい立派な花を咲かせるために。
  • 今年は、私の干支の寅年です。ついに72歳、同級生はとっくに引退して一日何しているのだろうと思う人もいれば、ゴルフ三昧の悠々自適の人も、一方まだまだバリバリの現役で日々ああでもないこうでもないと奮闘しているであろう人もいます。そういう人も、そろそろ、自分の時間を作りたいと思っている人が増えてきたようです。さて、私は、頭と体がついていく限りは仕事も私的な時間も両方バランスよくできればと思っています。少しずつウェイトを移動せざるを得なくなると思いますが・・・・・。
  • 今年が皆様にとって、より一層幸せな一年でありますように心より願っております。

(山浦)

2021年12月号

写真:自家製のリース

  • 先月のインボイスに関する研修会には思いの他たくさんの方にご参加を頂きました。関心の高さを感じます。2年後に開始されるインボイス制度の仕組みがわかってくるにつれ、免税事業者に大きな動揺があるようです、日本商工会議所の調査によればインボイスを機に廃業すると答えた事業者が4%あるそうです。免税事業者は約488万者あるとされます。約20万の事業者が廃業可能性ありです。ビジネス市場の生態系が壊れるのではと心配します。
  • 年末調整の時期になりました。それにしてもますます複雑化する年末調整には、疑問を感じます。年末調整だけではなく税法そのものが複雑化する一方です。これも政治の産物なのでしょう。消費税の軽減税率導入はまさにそうです。税を政治の具にされては困ります。少なくとも個人の確定申告や年末調整はもっとシンプルで、誰にでもできるように、そしてできるだけ我々税理士がかかわる必要がないようにすべきです。
  • 地方公共団体は民間法人とは異なるところがあります。それは私的利益を追わないという点です。私的利益を追わず、公共の利益を追う取り組みを国民の税金で任されるわけです。なのに、費用の使い方はあまりにもずさんです。補助金の支給の為の費用が約1000億円だとか、そりゃあないでしょう。
  • 秋になると野山にはいろいろな実が春の準備をしています。野バラの赤い実、松ぼっくり、メタセコイヤの実、杉の実、椿の実、集めてみるのも楽しいものです。山藤のつるでリースの土台を作り、木の実と針葉樹の葉を使ってのクリスマスリース作り、年を取ったのでしょうか、こんな時間が実に気持ちよく感じてきました。(右上写真は自家製のリースです)
  • 本年中は大変お世話になりました。つつがなく一年を終えることができますことを、感謝申し上げます。皆様どうぞよいお年をお迎えくださいませ。

(山浦)

2021年11月号

  • 全国で放置された土地の総面積は、2016年時点で九州本土を上回る410万ヘクタールだそうです。この危機に対応するため2024年から相続不動産を3年以内に登記することが義務化されます。現在相続登記をしていない不動産も含まれますので、今から準備が必要です。やらないと10万円以下の罰金です。
  • 国政選挙も終わり、政権は自由民主党に落ち着きました。ポストコロナ対策が喫緊の課題として、政策枠組みがされているようです。人気取りの政策だけはご免こうむります。
  • 年末調整の時期になりました。ますます複雑化し、我々プロでも頭を抱えるような年末調整、もっと誰でもできるようにシンプルにしてほしいものです。
  • 電子帳簿保存法という聞きなれない法ですが、中小企業にも迫ってきました。10月号で書いたように来年の1月から発行側も受領側も電子取引のデータ保存が義務付けられます。紙での保存ではダメなのです。とても重要なのに、ほとんど知られていないこの制度、税務当局はあまりにも広報不足なのでは。
  • 日に日に太陽の沈むのが早くなってきました。今年も残る2か月、今年もコロナに振り回され、より早く感じます。

(山浦)

2021年10月号

  • 日本は生産性が低いといわれています。これだけ勤勉に働いているのになぜなのでしょうね。家庭の庭仕事は全く生産性はありません。でも楽しさの生産性は高いです。どうも働きすぎがかえって生産性を低くしているのかもしれません。
  • 人生、困り切ることがある。夜も眠れないほどつらい時、藁をもつかむ思いになった時に、なぜか人に出会い、言葉に出会い助けられるものです。救ったリ救われたり、お互い様、そんな気持ちで過ごしたいものです。
  • コロナ禍による行動制限もやっと解除され、気分的にも開放された感があります。行楽のシーズン、観光にまつわる事業の一刻も早い正常化が待たれます。新政権の前向きなかじ取りに期待しています。
  • 秋とはいえ、まだまだ暑い日が続いています。庭のバラもどこか違う季節の変わり目に今一つ対応できていないようです。10月末から11月にかけて秋バラの見頃です。楽しみにかわいがっています。

(山浦)

2021年9月号

  • 資金繰りに苦しむ経営状況が増えてくる世の中になると、資金コンサルタント?という、人物が増えてきます。金融機関からより多くの融資を受けるためにあらかじめどうすべきか、とか、その手法をお教えしますといった内容です。資金調達は「借る技術」で達成するものではありません。惑わされないようにしましょう。
  • 人生の目的を考える時、それが、私の利益を大きくするものではなく、「世のため人のため、みんなのため」であれば、なぜか物事はうまく進むようです。うまく進まない原因は自分一身の利益へのとらわれかもしれません。際限のない欲望の中に入り込んでしまうのは人生の無駄使いではないでしょうか。
  • 後継者難倒産や廃業が増えているという統計が出ています。これは予想されていたことではありますが、いよいよ身近になってきたのではと思われます。金融機関の審査の判断材料にも後継者がいるかいないかは大きな要素になってきています。

(山浦)

2021年8月号

  • 今年9月にデジタル庁が発足します。国全体のデジタル投資をデジタル庁が横断的に監督することで,日本全体のデジタル化を進めるのが使命とされています。これから民間企業にも大きな影響を及ぼしてきます。関心をもって情報収集と対応が求められます。
  • 灼熱の陽を浴びて、すごい速さで成長する庭の雑草取りをしているといろんな昆虫に出会います。植物を食い荒らすので、「ごめんなさい」と言いながら殺虫するのですが、一ミリほどの虫が動いているのを見ると、どう考えても、「神が生みだした」としか言いようがない不思議さを感じます。南無阿弥陀仏。
  • 賛否両論の中、オリンピック競技が進行しています。絶体絶命でもう負けるなと思っていたら、最後に逆転。その姿を見ていると「あきらめてはだめだな」と、認識を新たにしています。ゴルフの最後の一ホール、最後まであきらめずにベストスコア―を目指しています。
  • まだまだ。暑い日が続きます。コロナ感染も落ち着く様子ではありません。お互い気を付けて過ごしていきましょう。どうぞお体ご自愛くださいません。

(山浦)

2021年7月号

  • 伊勢神宮では、日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)という、一日も欠かすことなく1500年の間、朝な夕なに神様にお食事を奉り、「国安かれ、民安かれ」との祈りと感謝をささげる祭事が行われています。ありがたいことです。日本という国は素晴らしいですね。
  • 総務省発表によると日本の総人口は、6月末は1億2547万人で、前年同月に比べ39万人の減少です。佐賀県の人口が約80万人ですので、2年で佐賀県人口がいなくなる事になります。こういう状況が続く中で、あなたの事業は今のままで大丈夫でしょうか?
  • 経産省の高級官僚2人が、コロナ支援金をだまし取っていた事件がありました。この人の人生の目的は、「私の利益」を大きくするものであり、「世のため人のため」ではなかったようです。もしかしたらこの事件はわからないままに、彼らは政府の要職につく可能性があるわけでして、残念であり、むしろ恐ろしくなってしまいます。
  • 梅雨明けにはまだまだ時間がかかりそうです。豪雨被害がないことを祈っています。暑い中、お体ご自愛くださいませ。

(山浦)

2021年6月号

  • コロナ禍により、何もかにもが延期、中止を重ねるうちに、いろんな組織の運動を弱くしてしまっているのではと危惧されます。特に高齢者が中心の組織や運動が元に戻るのか心配です。ただし企業という組織はそれでも踏ん張っていかなければなりません。
  • コロナワクチンの予約はネットでということでしたので、夜中零時に起きてコンピュータを前に予約を取ろうとしました。が、空き数ゼロ。あっという間になくなったらしい。昼頃たまたま開いてみたらたまたま枠があり、予約できました。これじゃあお年寄りはネット予約では接種になかなか到達できないですね。政府はデジタル化を進めていますが、思いやられます。
  • オリンピックの開催の是非、賛否両論。アメリカはまだまだ感染者がとんでもなく多いのにマスク無しの町の様子やスポーツ観戦が報道されています。日本は、そこまで不安におびえる必要があるのかなと思ってしまいます。「国民の力を合わせオリンピックを成功させよう!!」とリーダーは強いメッセージを発してもいいのでは。でも、参加する方の国がそれどころではなさそうですね。

(山浦)

2021年5月号

  • ある人の言葉です。「不幸を呼び込む生き方がある」それはどんな人かといえば「感謝の心の乏しい人です」。普段から、自らが満たされないことを他人のせいにし、他人を批判し、不平不満の多い人は、不幸を呼び込むということだ。
  • やっと、マイナンバーカードを取得した。説明を聞いても今のところ使い道はなにもなかった。厚労省が3月末に全国的に始めると予定していたマイナンバーカードの健康保険証としての利用は先送り。先行スタートの医療機関でのトラブル続出が原因だとか。システム構築には多くの資金が使われているであろうに、またしても税の無駄使いだ。
  • GWは、皆さん例年とは異なる過ごし方だったのでは。私は殆ど庭仕事、かねてより作りたかった園芸用の棚もおかげで完成。思えば小さいころ両親はどこかに出かけることもなく、畑仕事をしたり、日曜大工をしたりで過ごしていたような気がする。今は動きやすくもなり、情報も多く、やたら目移りして、求めるものが多すぎるばかりに、コロナに対する恨み節もことさら出てしまっているのかも。もしかしたら天からの警鐘かもしれない。
  • 今年は、理想のバラガーデンに2歩前進しました。
  • 今しばらくは、コロナ対策の為、決算報告会などでの面談は最小限にして対応します。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

(山浦)

2021年4月号

  • 総務省や農水省そしてついには厚労省のお役人さんの行動にはあきれてしまいます。コロナ収束対策ワクチン接種の普及促進の遅れ、経済再生と財政の立て直しなどなど難問山積の中、国会は公務員倫理のことに時間をとられています。危機は別のところにあるのかもしれません。
  • 1年たってもコロナの収束は未だ先が見えません。株高ですが、未曽有の大不況も迫っていそうで不気味です。政府は事業再構築補助金などで事業の再建に後押しをしているように見えますが、よくよく検討するとハードルが高すぎるガチガチの制度。現実、そう短期間で企業の転換ができるものではありません。よくあるパフォーマンスなのではと思ってしまいます。中小零細企業の淘汰やむなしという本音も見え隠れします。
  • 確定申告も無事に終わることができほっとしたところです。資料等の早期提出など皆様のご協力に感謝いたします。今年はコロナで期限が延長されましたが、少しの延長で働き方改革の一助になったようですので、このまま4月15日で固定して欲しいものです。
  • 3月末には金融庁はじめ各関省庁は、金融機関や保証協会等にコロナで窮地にある企業に対する支援を柔軟な姿勢で対応するように指示を出しています。皆様にはそういった支援を受けながら、何とかこの窮地を乗り越えてほしいと思います。私たちもコロナ対策支援を重点課題として、奮闘中です。がんばりましょう。
  • 例年の事務所研修会が開けず残念です。

(山浦)

2021年3月

  • 新聞記事にSDGsの文字と、DXの文字が躍っています。私はまだうまく理解できていないのですが、時代の変化だけは強く感じます。事業もデジタル・環境・エネルギーの分野は避けては通れないようです。「グリーン成長戦略」は是非目を通した方がいいでしょう。
  • 昨年末の話ですが、上皇后は趣味のビアノ演奏などに不自由が生じておられると新聞に紹介されていました。そのことに関して「これまでできていたことは“授かったもの”、できなくなったことは“お返し”したもの」と答えておられます。命も体も、すべては授かったもの、思うようにならなくなったとしてもそれをありがたく思う。身に沁みる言葉です。
  • 菅首相は行政の縦割りや既得権益、あしき前例主義を打破し、デジタル庁の創設など規制改革と行政改革を進めると動き出したのですが、ドタバタ劇を見ていると前例主義の打破等、現場が追いつくには時間がかかりそうです。
  • 和と洋という二つのテイストの庭づくりを楽しんでいます。そこで思うのですが、和の価値観、洋の価値観これを一つにするのはかなり難しいと感じます。和の庭に椅子やテーブルは似合いません。和庭園はもともと座敷から眺めるものだからです。洋のガーデンは庭の中で眺めるので庭の中にある椅子やテーブルが似合います。人の世界も同じように違いの中で良さがあるわけで・・・・。これは古い考えなのかな。
  • 今しばらくは、皆様との面談に制限がかかっています。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

(山浦)

2021年2月

  • 企業の資金繰りや、人材不足の困りごとに付け込んだ巧妙な詐欺まがいの勧誘が増えてきているようです。地元の業者であれば安心できますが、見覚えのないFAX勧誘やメールは疑ってかかりましょう。
  • 政府は、「国民の命と暮らしを守る安心と希望のための総合経済対策」を決定しました。新型コロナウイルス感染症の拡大防止策等の事業規模は73.6兆円に上ります。支援対策補助金も活用しながら、アフターコロナに向け取り組んでいきましょう。
  • あっという間に1月が過ぎ、いよいよ確定申告の時期が近まりました。コロナ対策をしながらの取り組みで、皆様にはご不便をおかけしますが、必要資料の早めの整理提出等、ご協力よろしくお願いいたします。
  • 隙間時間での庭仕事、バラの剪定も済みました。春が楽しみです。

(山浦)

2021年1月

  • 人類の自然に対するもろさを思い知らされた昨年でしたが、庭の植物は何事もなかったように、いつも通りに、いつもの季節に、花を咲かせています。そして楽しませてくれています。
  • お正月はいつものように出かける機会も少なかったので、しっかり庭仕事ができました。私の趣味でご縁があって好き勝手に育てて楽しんでいるだけで、植物たちはどう思っているのかわかりません。もしかしたら切られたり、落ち着いたと思ったら植え替えられたりと、ありがためいわくなのかもしれませんね。今年のお正月は特に念入りに、感謝をこめて庭いじりを楽しみました。きっと春にはいい花を咲かせてくれると勝手に思っています。

(山浦)

2020年12月

  • 今年はコロナで今までになく悩みが多い年でした。一つのことに思い悩んでいても、良い考えは浮かばないものです。同時に複数の問題を抱えている方が、よいひらめきを得るきっかけとなるものだそうです。思いをめぐらしてこの変化の時を乗り越えていきましょう。
  • コロナ関連助成金の不正受給が問題となっています。いずれ調査が実施されるであろうといわれています。もし、意図的な虚偽があったら、助成金の全額返還は当然のことながら、罰金が科されます。特に雇用調整助成金不正は向こう数年間の各種の助成金の申請はできなくなってしまいます。何事も不正は「ばれるかも?」という恐怖を産み精神的にもよくないです。
  • コロナで人間同士の集まりがなんでもかんでも中止され、さみしい限りです。経済を衰退させるのみならず、人の持つ何か得体のしれない感情が衰退していきそうな気がします。早く、肩寄せあえる時に戻ってほしいものです。
  • 今年は、皆様にお会いできる時間も少なくなってしまいましたが、皆様のご協力とご支援で無事に過ごすことができましたことを感謝いたします。来る令和3年も職員一同、皆様の幸せを願い支援させていただきます。どうぞよろしくお願いたします。どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

(山浦)

2020年11月

  • 年末調整の時期になりました。それにしてもますます複雑化する年末調整には、疑問を感じます。事務員さんの手間も増大しますし、間違いも増えるでしょう。昔?はもっとシンプルで、誰にでもできる年末調整でした。税の手続きは、できるだけ我々税理士がかかわることがないようにすべきです。
  • 菅政権は行政の縦割りや既得権益、あしき前例主義を打破し、デジタル庁の創設など規制改革と行政改革を進めるべく動き出しました。デジタル化の波は避けられないようです。しかし、先日テレビで見た中国社会の人間格付けシステムにはぞっとしました。あの国のような監視社会にならないことを願います。
  • 大川内山の秋の陶器市に出かけてみました。コロナの影響が気になったのですが、思った以上に人も多く、窯元さんも元気を取り戻しつつあり、嬉しく思いました。
  • 米大統領選で、再選を期す共和党のドナルド・トランプ氏と民主党のジョー・バイデン氏の対決。この便りが届くころには無事決着がついているのだろうか。
  • 秋のバラが咲き始め、クリスマスローズの植え替えの時期です。そして、春に備えて球根を植える時期でもあります。庭仕事の土の感触は実に気持ちのいいものです。

(山浦)

2020年10月

  • 前号で元ZOZO社長前澤友作氏の税の申告漏れ問題をお話ししましたが、彼が9月に紺綬褒章を受けました。前澤氏は昨年千葉県を襲った台風での被害で南房総市に災害義援金として多額の寄付を行ったことから、褒章授与を受けたとのことです。
  • 大きな注文が舞い込むと、力が入るが、小さな注文になると、どうでしょう。この小さな注文を大切にしたいものです。お客さんは見ています。口コミで、「あの店はいいよ」と声が広がる。小さな仕事を大切にすることで大きな差がつくものです。
  • ドイツではコロナでダメージを受けた中小企業の支援を、税理士等がドイツ全域共通のデジタル手続きで申請するという画期的なスキームとなっています。今後、日本においても菅新内閣の目玉政策である「デジタル庁」の新設等に伴い、諸手続のデジタル化がより進みそうです。これからは企業側の対応も加速が必要です。
  • 年々複雑化する給与の年末調整、今や手計算での対応はむつかしくなっており非効率的です。給与計算ソフトPXでの処理を推奨します。
  • コロナによる経済の低迷をみんなで打開していく必要があります。行楽シーズンの秋、10月からより拡充されたGOTOトラベルで少しは盛り上げていきたいですね。もちろん安全対策をしっかりしましょう。

(山浦)

2020年9月

  • 安倍総理の退陣となりました。次のトップに求めたいのは疑惑のない政治ですね。安倍政権の時にはとかく官僚の不誠実さが目につきました。国の身体障害者雇用人数の水増し報告、しかも国税庁関連が最も不正が多かった。元国税庁長官佐川氏も森友問題での書類改ざん、検事総長のかけマージャンもしかり。税に携わる者としてなんだかイヤーな気持ちになりました。
  • 国会議員夫婦の買収事件では、どう考えても理屈の通らない屁理屈で逃れようとしている姿にうんざりします。この国はどうも何かがおかしくなっている。
  • ドラッカーは「変化はコントロールできない、できるのは変化の先頭に立つことだけである」と言っています。とても難しいことなのですが、そこには覚悟が必要であり、その方策をしっかり練り上げる必要があるということでしょう。
  • 事務所にはこの半年で20歳代の若者が2名入社して、頑張っています。顧問先の皆様のお役に立てることを願い、切磋琢磨しています。
  • 朝夕は秋の気配を感じますが、日中の暑さは異常性を感じます。もう9月だというのに。一昔前はお盆が過ぎるとショウロトンボが飛び交い、心地よい風で秋を感じたような気がするのですが・・・・。

(山浦)

2020年8月

  • 新型コロナ感染状況がまた拡大しているようで、経済に与える影響を非常に心配しています。対応が遅れると事態は急速に悪化することが考えられます。その仮説の元、今取り組むべきことを所内で話し合いました。
  • ドラマ「半沢直樹」が始まりましたですね。毎週楽しみに見ています。多少大げさな部分もありますが、流れの中にある価値観には共感するものがあります。何事も本気でかつトコトンやるという姿勢は見習いたいものです。
  • 新聞の経済面を見ていますと、コロナ禍による減収減益の企業が多く出ており、しかもその額の大きさに驚かされます。しかし、なぜか財務局による南北九州の景気判断は7月の経済状況は下げ止まりの感ありとの発表。とんでもない、中小零細企業は非常に厳しい状況にあります。現場の生の状況をわかっておられるのでしょうか。
  • 雨の多かった長い梅雨も明け、暑い日が続いております。おまけにコロナ感染状況も拡大気味です。十分に注意をされ健康にこの夏を乗り切っていきましょう。

(山浦)

2020年7月

  • コロナ対策助成金関係がやっと支給に動き出したように感じています。雇用調整助成金に関しては滞っている場面もあるようですが、ここで本質を見ておく必要があります。国からの助成金は当然ですが雇用保険の加入など法令を守っている人に為されるものです。違反していても、もし支給されるのなら正直者が馬鹿を見ます。払っていない人には訴求して支払うことが求められるのは当然です。まして不正受給はもっての他。
  • コロナ後の事業展開は大きく変革を求められるのではと思われます。大きな変換点になるのかもしれません。私たち税理士事務所も例外ではなく、その方向性をよりしっかりと考える必要があると認識しているところです。
  • 社員を大切にしよう、福利厚生を充実させ、楽しく働いてもらうようにしよう、人手不足の中そんな声が聞こえてきます。果たして大切にするとはそういうことでしょうか?どうも違和感があります。社員を大切にするというのは、社員を成長させどんな時代になっても生き抜く力を身に着けさせること。それが社員を預かる経営者としての務めであると思います。経営者も、働く人も従業員満足度を勘違いしないようにしたいものです。
  • 梅雨明けまでは今しばらくです。各地で大雨被害が出ています。昨年宿泊した人吉の旅館が気になります。川の側だったので。大したことがないといいのですが。

(山浦)

2020年6月

  • 市内事業者を元気づけるためには、市中での資金回転を多くすることが必要です。市民一体となった消費拡大キャンペーンを張ってみてはどうでしょう。クーポンが無償配布されるようですが、長く効果を得る対策もミックスしたが方がいいのではと思います。例えば1000円の10枚つづりクーポン券を9000円で購入できるようにします。1000円は市で負担します。有効期限1年ぐらいとします。6000万円の予算があれば、60000冊が配布できます。消費に結びつく金額は10000円×60000=6億円です。このクーポンで来店客数、回数を増やすことができます。関連事業への乗数効果も大きいはずです。
  • 松下幸之助は、「普通に間に合う人は大勢おります。しかし大事に間に合う人がいない。“人多くして人なし”大事において命がけでなければ間に合わない」と言ったという。
  • やっと収束しそうなコロナ問題ですが、大きな打撃を受けた企業様にはご苦労いかばかりかと察します。私どものできる支援は限られますが、共にこの窮地を乗り越えていきましょう。
  • 少しだけ隣町へ出かけるようになりました。庭のバラに癒されています。ゴルフも2か月振りにしました。スコアー変わらず。

    (山浦)

            2020年5月

            • 顧問先様の試算表を見ますと、コロナウイルスの影響は実に多方面にわたり、事の重大さを感じています。今後の事業展開は大きく変革を求められるのではと思われます。ある意味大きな変換点になるのかもしれません。
            • コロナウイルスによる対策の雇用調整助成金が、なかなか進んでいない現実。手続きが複雑で社会保険労務士さんも手が回らないとのこと。実は法違反があった場合、手続きを代行する社会保険労務士さんが損害金の責任を負うということも遅れの原因だそうだ。やっとその解除がされるという。
            • 政府のコロナ対策支援掛け声はいいのですが、なかなか具体的にならない。マスクはまだ届かない。アメリカ・ロスでレストランをやっている友人からのメールでは1万ドルの小切手が4月2日に配布されたそうです。日本はやっと今から。
            • 連休は外出もできず、もっぱら読書と庭仕事、ある意味、働き方、生き方を考えさせられるコロナウイルス事件です。

            (山浦)

                      2020年4月

                      • コロナウイルスの影響は多方面にわたり、日本経済はどうなるのかと思う以前に、目の前の顧問先の資金繰りのことが気になります。事務所あげてその支援のための資料つくりなど、奔走の日々です。みなさん、頑張りましょう。
                      • 高知の自由民権運動の思想家に植木枝盛という人がいます。その言葉に「胸に未来のある人は青年である」というのがあるそうです。未来に向けて夢や希望を持つ人は年齢に関係なく「青年」であるというわけです。逆に言えば目先のことにしか関心のない人は老人です。「青年」でありたいですね。
                      • 私の同級生は多くが定年退職をしています。「人生の余暇はいつ来る再雇用」と言うサラリーマン川柳がありましたが、我々みたいにまだ働いている身になれば、自由の身を選択できることがうらやましい気がします。しかし、それも過去に選択したことですから、そうも言えない立場ですね。
                      • コロナウイルス対策で、業務に関しては、できる限り接触の少ない対応をしていきたいと思います。迷惑がかからないようにしていきますので、よろしくお願いいたします。

                        (山浦)

                                2020年3月

                                新型コロナウイルスの影響を受けた事業者への政府支援策等が打ち出されています。
                                今後、企業経営に対する影響が、ますます広がってくるものと思われます。
                                まずは今後想定されるわが社の影響を想定し、資金繰りの状況を把握し、資金ショートが予想されるようであれば、早めに対策をとる必要があります。まず取引の金融機関に相談しましょう。当事務所へもご相談ください。
                                新型コロナウイルスによる中小企業・小規模企業への影響を緩和するため、関係省庁等からセーフティネット保証・貸付等の施策が発表されています。
                                 以下のホームページに新たな対応が日々更新されますので、詳細は内容をご確認いただき、ご活用ください。

                                1. 経済産業省ホームページ
                                  日本政策金融公庫等の支援機関相談窓口と、関連する補助事業を紹介されています。
                                2. 中小企業基盤整備機構ホームページ(J-Net21)
                                3. 全国信用保証協会連合会ホームページ
                                4. 厚生労働省ホームページ
                                  新型コロナウイルス感染症の影響に伴う雇用調整助成金の特例が実施されます。

                                • 新型コロナウイルスの蔓延が世界に及び、かつてない困難な状況に遭遇しています。ウイルスによってここまで大きな経済的損失を被ってしまう経済のもろさを感じます。お金が動かないとこうなるのですね。落ち着いたら金持ちはどんどん使って金の流れを活性化してほしいものです。
                                • 電車内での咳を巡って罵声を浴びせる様子の動画がニュースで流れていました。それを見ていた高校生のコメント「世も末だなと思った」。子供たちにそう思わせる大人たちの行動、情けないことです。政治と官僚の世界など見聞きすると、最近の社会はずるずる衰退している気がします。そうでないことを願っています。
                                • 確定申告の期限が1か月延長されました。事務所としては、できるだけ本来の期限までに終了するように取り組んでいます。課題の先延ばしは結局先延ばしに過ぎないのであって、やるべきことがなくなるわけではないのですからですね。
                                • 今年の冬は暖かくて、庭の植物たちもちょっと勝手が違い戸惑っているのではないかと思います。愛情込めて育てたクリスマスローズは今が満開で一番の見頃です。

                                  (山浦)

                                          2020年2月

                                          ●ふるさと納税をした方へのご注意!!
                                          ふるさと納税には「ワンストップ特例」という制度があります。この制度を使うことを申請すれば、確定申告しなくても自動的に住民税が安くなります、という制度です。が、おとし穴があります。確定申告をする人はワンストップ特例で済んだと思ってふるさと納税を入れずに申告すると、その申告が優先されてしまい、ワンストップ特例で申請したふるさと納税の情報は無効になります。全てのふるさと納税の金額を寄附金控除額の計算に含める必要がありますのでご注意ください。特に、医療費控除や住宅ローン控除などの確定申告を行う場合は、ふるさと納税の全てを確定申告で記入することを忘れないでください。

                                          • 昨年4月から年次有給休暇の5日取得が義務付けされています。人数の少ない零細企業にとって課題の多い義務付けです。休みの取れる人取れない人、中には取りたくない人も、何かしっくりこない制度です。
                                          • いよいよ私山浦も古希を迎えました。いまだに私が70歳という感覚が持てません。しかし、つまずいてみたり、置忘れをしたり、そんな自分にやっぱりその年齢なのだと納得せざるを得ません。老人クラブの入会案内が来たのはいささかショックでした。
                                          • あっという間に1月が過ぎ、いよいよ確定申告の時期が近まりました。一日でも早く完了するように、準備を進めています。必要資料の早めの整理提出等、お手数をおかけしますが、ご協力よろしくお願いいたします。
                                          • バラの剪定も見よう見まねで完了しました。春が楽しみです。この時期はクリスマスローズが咲きだしています。3年前の種から育てたのが咲きだすとうれしいものです。

                                            (山浦)

                                                    2020年1月

                                                    • 私、山浦は今年1月古希を迎えます。この年まで何とか生きてこられたのも、大切な職員の皆の支えと、いろんな場面で多くの方々にご支援いただきましたおかげです。心よりありがたく感謝申し上げます。それにしても、還暦からのこの10年はものすごく早い時間でありました。この調子だと80歳までの時間はもっと早いのでしょう。多くの経営者の皆様がそうでありますように、最近の頭の中にある課題は事業の継続をどう進めるかと、私自身の今後の生き方をどうするかです。そういった意味での出発点でもあります。少しだけわがままな時間を取り入れていきたいと思っています。まずは健康ですね。今年は人生2度目のオリンピックが楽しみです。令和2年が皆様にとって健やかな年でありますことを心よりお祈り申し上げます。

                                                      (山浦)

                                                          2019年12月

                                                          • 11月8日の事務所セミナーのご参加ありがとうございました。来年もまた有意義な研修を企画しますので、多くの方のご参加をお待ちいたします。
                                                          • 令和最初の年に政府官僚の言い逃れを聞くことになってしまいました。日本の官僚はこんなではなかったはずなのに。どうしたんだろう。
                                                          • 役に立つには、認めてもらうためにはどうすればいいか、そのための行動を起こす人がその願いを成就させていく。企業を継続させるにはどうすればいいか、考え抜いて計画を立て、行動することでその願いは成就されるものだと思います。私も来年の目標を立てます。今年の目標達成率は低かったのですが・・・。
                                                          • 今年もたくさんの方々に支えられて過ごすことができました。ご縁をいただいた皆様に感謝いたします。どうぞよいお年をお迎えくださいませ。

                                                            (山浦)

                                                                2019年11月

                                                                • ものが見えない人に、笑顔を見せたらその笑顔が伝わるのだそうです。私の中学の同窓生に病で目が見えなくなった人がいますが、彼と話していれば確かにそう思います。人は本能的にそれを察知するようです。笑顔のいい人が仕事ができる。笑顔のいい友達が寄り付きやすい。笑顔と親しみはビジネスでも必要です。
                                                                • 人は昔から、自分のことばかり考えている人を「心汚い人」、みんなのことを真剣に考えている人を「心美しい人」と言ってきました。どんなに地位があっても、自分の利益のみ追い求める限り尊敬されないようです。天皇陛下がなぜ尊敬されてきたか、それは国民の幸せを真剣に祈ってきたからだといわれます。経営者はだれの幸せを祈るべきでしょうか。
                                                                • 秋のバラが咲き始めています。春に備え球根を植えますが、掘った時に昨年の球根が芽を出そうとしていることもままあります。危うく傷つけるところでした。「ごめん」、慌てて埋め戻します。

                                                                  (山浦)

                                                                      2019年10月

                                                                      • 相続税の話が多くなってきました。相続税をいかに少なくするかにかこつけていろんな業者が「相続税対策になりますよ」と誘ってきます。人は相続のために生きてはいません。残された配偶者が生活に困らないように、税の世界では配偶者には1億6千万までは無税で相続できます。
                                                                      • 原発を巡る超高額の黒い金。いまだにこのようなことが行われていることに驚きです。関与する中小零細の企業がいかに利益を出すかに努力し、まじめに税を支払っている。利益が出れば出るで税務調査を受け、重箱の隅をつつくような調査に天を仰ぐ。消費税も実務を知らない?面々が複雑極まりない仕組みを作る、結果、中小事業者に過大な非生産的負担を強いる。その一方で・・・・。理不尽な世の中である。
                                                                      • 高額報酬はそれに見合った実績があれば正当化されるが、金に貪欲でかつ順法意識の欠落した人間をリーダーに据えるとろくなことはない。と誰かが言っていた。
                                                                      • 金融審議会は老後資金2千万円の貯蓄が必要と試算した報告書を、国民からの批判が強まり政府からの要請?で謝罪して撤回するという事態に。どうなってるの?力でねじ伏せられた感がありますが、どっちもどっちなのかな?(山浦)

                                                                            2019年9月

                                                                            • 否定的な雰囲気は活性化を阻みます。例えば会議では「否定から入らず、肯定から入ること」とか、「否定をするのなら代替案を必ず出すこと」とか、そういうルールはどうでしょう。何事も前向きに進められるようにしたいものです。
                                                                            • 毎日毎日いろんな事故や事件が起こっています。こうして平穏に暮らしていることのありがたさを感じます。でもいつ何時どういうことに巻き込まれるかもしれません。予防することも考えましょう。無理をしない。スピードを出さない。
                                                                            • 韓国の法務大臣になろうとする人物のスキャンダルが、日本のテレビでああだこうだと語られています。しかも延々と。どの局も似たり寄ったり。もっと大切な話題があるのではないでしょうかね。うんざりしてついゴルフ番組を見てしまいます。
                                                                            • 複雑怪奇な軽減税率、事業者の方は大変です。どうにかならないものですかね。
                                                                            • 先月の水害の被害はございませんでしたでしょうか。お見舞い申し上げます。

                                                                              (山浦)

                                                                                  2019年8月

                                                                                  • キャッシュレス決済の動きが本格化してきました。日本の遅れを何とか取り戻したい政府の施策でもあります。私は苦手でいまだにガラケイを使っているのですが、「そのうち飯も食われんごとなるよ」と忠告されています。
                                                                                  • しかしながら事業にかかわるIT化は避けて通れません。数年前に始まった電子申告は今や通常になりましたし、最近では決算書や試算表が直接取引金融機関に紙ではなく電子で届けることも実現しました。このスピードに顧問先様も乗り遅れ不利益を被っては困るので、事務所としてもよく検討をしたうえで出来るだけ先に先にを心がけています。事務所からのいろいろな提案に耳を傾けてくだされば幸いです。
                                                                                  • 7月は当事務所の人事異動の時期です。一部担当の変更もありますがどうぞよろしくお願いいたします。
                                                                                  • 夏真っ盛り、これからが暑さの本番です。皆様どうぞお体ご自愛くださり、健康にこの夏を乗り切っていただきたいと思います。

                                                                                  (山浦)

                                                                                        2019年7月

                                                                                        • 働き方改革。気になることがあります。企業はこれから社員全員で本気で進んでいかなければなりません。そこに重箱の隅をつつくような規制?に疑問を持ちます。働き方改革は手段であって目的ではありません。「こんな日本の国をめざそう」という大きな目標はいったい何なのでしょうか。
                                                                                        • 先月の事務所研修会には多くのご参加ありがとうございました。今回は後継者を意識し、平易な説明に努めました。会計の基本がよく分かったと感想をいただきました。会計を重視する会社はつぶれません。と言い切っていいくらいに会計は重要です。
                                                                                        • 融資を受けている金融機関に直接に決算書や月次試算表等のデータ提供することを進めていますが、金融機関から高い評価を受けています。今や企業と金融機関と我々税理士が一体となって地場企業を元気にしていくことが求められています(参照:金融庁「金融仲介の改善に向けた検討会議」)。正しい経営情報の共有がその基礎として大切なのです。

                                                                                        (山浦)

                                                                                              2019年6月

                                                                                              • 働き方改革が中小企業にも影響しており、取り組みも進んでいます。有給休暇の5日間取得が2019年4月から義務づけられます。時間外労働の時間制限も中身は大きく変わりませんが、違反に対する罰則が厳しくなります。安易に考えることなくその取り組みを真剣に考えていきましょう。人手不足対策も含め効率アップとともに、福利厚生面の充実の対策は急務です。
                                                                                              • あらゆる生物の中で思いや目標をもって自らの人生をいかようにも創造できるのは人間だけに与えられた特別な力、と認識しつつ過ごしているのですが、あっという間に今年も半年が過ぎ去ろうとしています。焦らずに焦る、むつかしいですね。
                                                                                              • 我が家のばらの庭に子ウサギ(野うさぎ?)の来訪がありました。草花の中に少し穴を掘って住み着いているようです。なんでこんなところに!!と思いつつ、わが庭を選択してくれたことが少し嬉しくもあり、うまく育ってくれればと心配でもあります。

                                                                                              (山浦)

                                                                                                    2019年5月

                                                                                                    • 平成元年から事務所を開業し30年、令和になりまた新しい気持ちでの取り組みが始まりました。日本ならではの改元、新しい気持ちでの取り組みができることは、とてもいい制度だなと思います。
                                                                                                    • 長い長い休暇はどうお過ごしでしたでしょうか?仕事のところもあったことでしょう。果たして国民が一斉に混雑の中での休暇というのがいいのかどうなのか、各人が思い思いに休暇を取った方がより有意義な時間を過ごせそうに思うのですが・・・。
                                                                                                    • 暖かくなり庭の花も嬉しそうに一気に咲き誇ってきました。特にバラは春が似合います。バラを育てるには病気と害虫との戦いがありましたが、なんとかそこをくぐりぬけ、今年は一味違うバラの庭になりました。よろしかったらどうぞお立ち寄り下さい。解放していますので自由にご覧いただいて結構です。

                                                                                                    (山浦)

                                                                                                          2019年4月

                                                                                                          • 自民党安倍政権が長く続いています。気になることがあります。ここ数年の官僚の頻繁な不正事件、国会議員の怪しげな発言、消費税の増税に伴う商品券なのどのバラマキ政策、財政が厳しいと言いながら。長期政権の弊害なのか? これは他山の石ではなく私たちにも言えること、常に謙虚な気持ちで仕事に真摯に向き合っていかなければと思います。
                                                                                                          • 佐賀県儀選が終わり、伊万里市議の選挙です。それぞれの候補の政策が掲示されるのが常ですが、前回掲げられた政策に対しどのように行動されてきたのか成果がどうだったのかがよく見えません。候補さんが掲げられていることの50%でも実現できたらもっと素晴らしい地域になっているような気がするのですが・・・
                                                                                                          • 庭はクリスマスローズがそろそろ終わり、バラの花に移っていきます。この時期は害虫が新芽を食べますので消毒が欠かせません。しばしの時間の庭仕事は私の癒しの時間です。令和元年には真っ盛りでしょう。

                                                                                                          (山浦)

                                                                                                                2019年3月

                                                                                                                • 確定申告の時期になると2011年3月11日の東日本大震災を思い出します。あの津波のライブ映像は衝撃でした。津波による福島第1原子力発電所事故も考えさせられる出来後でした。あれから早くも8年を迎えます。まだ復興の途中ですし、行方不明者も多数です。そんな中政府の地震調査委員会は先月26日、東北地方の太平洋沖で起こる海溝型地震について今後30年間で起こるマグニチュード(M)7クラス以上の地震の発生確率が高いと発表しました。国会議論はもっとやるべきことがあるのでは。
                                                                                                                • 春の温かさで、庭の花たちが待ちに待ったとばかり咲き始めました。彼らは球根や種から育ってきます。事業に例えるなら刈り取ること即ち売上成果を求める前に種や苗を植え育てていくことにがまずは大切だということでしょう。現在は過去の結果なのです。
                                                                                                                • 確定申告も最後の追い込み中です。皆様のご協力ありがとうございます。

                                                                                                                (山浦)

                                                                                                                      2019年2月

                                                                                                                      • いよいよ確定申告の時期が近まりました。既に事務所では準備を進めています。必要資料の早めの整理提出等、お手数をおかけします。ご協力よろしくお願いいたします。
                                                                                                                      • 10月から消費税の税率がアップされます。アップだけならいいのですが、食料品の軽減税率の実務対応が非常にやっかいです。軽減税は政治的思惑での産物、税理士会はもとより、殆どの商工団体が反対しているにもかかわらず導入されるのはいかがなものでしょうか。
                                                                                                                      • ふるさと納税の対象は、返礼品の返礼割合を3割以下とし、地場産品とすることの要件を守り、総務大臣が指定する都道府県等のみとなります。平成31年6月1日以降に支出された寄付金について適用されます。
                                                                                                                      • インフルエンザが蔓延しています。負けない体力維持に努力しましょう。

                                                                                                                      (山浦)

                                                                                                                            2019年1月

                                                                                                                            • 平成元年6月の事務所開設から30年目を迎えることができました。あっという間の30年でした。この間いろんな場面で多くの方々にご支援いただきました。心よりありがたく感謝申し上げます。この節目の年に新しい元号を迎えることになります。また新たな気持ちでの取り組みの出発点にしたいと思います。

                                                                                                                            (山浦)

                                                                                                                                  2018年12月

                                                                                                                                  • 11月の研修会「消費税の改正について知っておくべきこと」「事業承継の上手な進め方」には多数のご参加ありがとうございました。久しぶり開催の懇親会では異業種交流を深めていただき,受注につながったとも聞いています。ありがとうございました。
                                                                                                                                  • 年末調整の様式の変更など、簡素化どころか複雑怪奇に変わる税法に政府の取り組み姿勢を疑わざるを得ません。消費税の軽減税もしかりです。も少し現場のことを知ってほしいものです。
                                                                                                                                  • 早いもので30年も残り少なくなりました。今年も皆様のご支援を得て事務所も成長させていただきました。職員一同、心より感謝申し上げます。来る31年もどうぞよろしくお願いいたします。どうぞよいお年をお迎えくださいませ。

                                                                                                                                  (山浦)

                                                                                                                                        2018年11月

                                                                                                                                        〇研修会のご案内
                                                                                                                                        日時:30年11月9日(金) 14:00~16:45 場所 :伊万里市民会館
                                                                                                                                        研修テーマ:「消費税の改正について知っておくべきこと」税理士 金元敏弘
                                                                                                                                              「事業承継の上手な進め方」 税理士  山浦義行

                                                                                                                                        • 事業承継の対策、相続の対策も必要ですが、ひと昔より長生きの社会になっていますので、生存対策の方が重要です。高齢者難民が懸念されています。引退後の生活が実に20年、30年となるわけですから、体力、趣味時間の過ごし方等々考えておくことが必要な時代となりました。
                                                                                                                                        • 既にご案内していますが上記の通り定例の研修会をします。第一部の改正消費税については、事務担当の方でも良いですのでご参加いただければと思います。研修後懇親会で情報交換と交流を深めたいと思います。第二部だけでも、懇親会だけでも結構です。多くのご参加をお待ちしています。
                                                                                                                                        • 庭仕事をしていると、いろんな昆虫に出会います。それも又楽しみです。この前、木の枝と思って取ろうとしたら擬態昆虫のナナフシ虫でした。 いったいどこからどうやって来るのでしょうね。

                                                                                                                                        (山浦)

                                                                                                                                              2018年10月

                                                                                                                                              〇研修会のご案内
                                                                                                                                              日時:30年11月9日(金) 14:00~16:45 場所 :伊万里市民会館
                                                                                                                                              研修テーマ:「消費税の改正について知っておくべきこと」税理士 金元敏弘
                                                                                                                                                    「事業承継の上手な進め方」 税理士  山浦義行

                                                                                                                                              • 上記の通り定例の研修会をします。研修後懇親会で情報交換と交流を深めたいと思います。
                                                                                                                                                多くのご参加をお待ちしています。
                                                                                                                                              • ノーベル賞の本庶佑氏が、受賞の喜びの時に座右の銘はと聞かれ「有志竟成」と言っておられました。困難のようにみえても、固い信念を以て事に当れば遂には実現されるという意味のようです。税理士への道を選んだ時のことを思い出し、今一度企業支援の為の学びに力を入れたいと思ました。
                                                                                                                                              • 朝夕の冷え込みで、秋を感じます。早くも伊万里トンテントンの季節です。これが済めばあっという間にお正月、実に早い一年です。年の初めの目標をつい最近立てたような気がします。まだまだ未達の状態です。皆様はいかがでしょうか。

                                                                                                                                              (山浦)

                                                                                                                                                    2018年9月

                                                                                                                                                    • またしても官僚による不正がありました。身体障害者の雇用の人数を水増ししていたというのです。取り締まっている本元が不正というのですから開いた口がふさがりません。よりにもよって国税庁が一番多くの不正人数です。国税庁長官の文書改ざん、廃棄事件といい、正しい納税をと取り組んでいる当局の姿勢が形だけに見えます。税に携わる者として情けなくなります。どうしてこんな官僚の国になったのでしょう。
                                                                                                                                                    • 新聞記事の死亡欄が気になる年になりました。先月も同じ年の人が載っていたので名前を見ると思い出しました。同級生でした。腕立て伏せをしたり、スクワットをしたり、青汁を飲んだり、病気せずに少しでも長生きできるようにと改めて力が入ります。
                                                                                                                                                    • 秋の気配を感じる朝夕ですが、昼間はまだまだ暑い日が続いています。台風や地震と自然災害は相変わらず日本列島を襲っています。備えをと言われるのですが自然の脅威への備えはなかなかむずかしいものです。

                                                                                                                                                      (山浦)

                                                                                                                                                    2018年8月

                                                                                                                                                    • 来年には元号が変わります。昭和、平成、○○とまさか3つの元号を経験するとは思いもよりませんでした。団塊世代の事業承継が日本国の大きな課題になるのもうなずけます。私も他人ごとではない世代に突入しています。
                                                                                                                                                    • 金沢でのTKCの会議にて現遠藤金融庁長官が講演をされました。まだ監督局長で長官就任2日前のことです。金融行政の大きな変化を感じました。金融機関に、企業を育てる機能を求められています。同時に企業も変化すべきです。
                                                                                                                                                    • 金沢のついでに、福井県の曹洞宗総本山永平寺に足を延ばしました。2度目の訪問ですが今回も有意義な時間を過ごすことができました。
                                                                                                                                                    • 暑い日が続いております。皆様どうぞお体ご自愛くださいませ。

                                                                                                                                                    (山浦)

                                                                                                                                                    2018年7月

                                                                                                                                                    • 大雨がすごかったですね。皆様、何事もなかったでしょうか。
                                                                                                                                                    • 6月19日の事務所研修会には多くのご参加ありがとうございました。団塊世代の経営者がそろそろ後継を必要とする時代です。後継問題と相続問題・相続税問題は切っても切れない問題ですが、中途半端な税制改正には落胆します。かなり中小企業は困っているのに。
                                                                                                                                                    • 先月は北海道、鹿児島、東京と目まぐるしい月でした。出張から帰ると机の上は山積みの書類、何とかクリアーできたと思ったらもう7月です。あと半年で目標としてきたことができるのかな・・・
                                                                                                                                                    • 最近コーヒー豆引き器(ミル)を手に入れました。豆をゴリゴリと挽くと香りが広がり、その挽きたて豆のコーヒーのおいしいこと。毎日ゴリゴリしています。

                                                                                                                                                    (山浦)

                                                                                                                                                    2018年6月

                                                                                                                                                    • こんな話がありました。義理を欠くことが多くなればなるほど、世間がどんどん狭くなるのだそうです。世間を大手を振って歩くためにも、義理を欠くようなことはしないことだそうです。
                                                                                                                                                    • まじめな申告をし正しく納税を行う、会社には無遅刻で出社する、無遅刻無欠勤、これらは当たり前のことなのですがなぜか賞賛されます。当たり前なのだけどいかに当たり前ができていないのかということなのでしょうね。
                                                                                                                                                    • 特に人手不足時代には、採用については入口のチェックが必要です。入社したら、すぐに出社できなくなり法的な問題が起こるということもあります。入口で確認すべきことは人物評価などだけではなく、法的な見方も重要です。性善説に立ち過ぎた採用は落とし穴に落ちる確率が高くなります。事が起こってからは遅すぎます。
                                                                                                                                                    • 誰かの言葉なのですが、メモ帳に書いていました。「自分のことで悩むな。自分のことで悩むと、やがて行き詰まって、自己否定してしまう。悩むのなら、人のことを案じて、人のために悩め。人のことを心配すればするほど、あなたは人間として成長する。」なるほど納得のいく言葉です。

                                                                                                                                                    (山浦)

                                                                                                                                                    2018年5月

                                                                                                                                                    • 財務省問題で荒れる国会ですが、30年度改正税法は3月28日に成立しました。
                                                                                                                                                      給与所得控除や扶養控除などの改正で複雑さを増しています。中でも事業承継税制の改正が目玉となっています。6月に研修会を予定していますのでご参加ください。
                                                                                                                                                    • 歴史学者の磯田道史氏は歴史が教える「正しい会計帳簿」について語っています。会計はいつの世も「会計3悪」会計を怠る・会計を無視する・会計を操作するがはびこります。この会計3悪に陥りながら繁栄を続けている企業・国家は歴史上存在しないと。
                                                                                                                                                    • 企業にも大きな格差ができて来ているようです。その要因は意識格差です。トップの陣頭指揮から始まり、予算化、行動計画、実行が必要なのですが、まずは経営者に利他の心があるかが重要なファクターであると感じます。
                                                                                                                                                    • G.Wは恒例の篠栗88カ所巡りでした。全行程満願には4年かけています。ありがたいことに68番札所でタケノコをいただきました。とてもおいしかったです。評判の九大の森まで足を伸ばしました。(山浦)

                                                                                                                                                    2018年4月

                                                                                                                                                    • 佐川国税庁長官が辞任。週刊税務通信の記事によれば、彼は「1月18日の全国国税局長会議の中で、「正確な組織運営を行うために①綱紀の厳正な保持、②行政文書・情報管理の徹底、③健康管理と明るく風通しの良い職場環境の配慮に努めるよう」と訓示したとのこと。この訓示どうとらえればいいのやら。
                                                                                                                                                    • 百七歳まで生きられた清水寺の貫主だった大西良慶さんが、『良く食べ、良く働き、良く寝ること。そうすれば、人は、心と体がぶれない』と言っています。「良く食べる」と命に良い。「良く働く」とは、目の前の仕事に精魂込めて取り組むこと。「良く寝る」とは、しっかりと食べて、しっかりと働いた後、ぐっすり安眠するということのようです(上甲晃氏談)。皆さんの生活はどうでしょうか?
                                                                                                                                                    • 庭のバラの花のつぼみがたくさんです。今年は肥料やりと消毒をよく頑張ったので、より元気なつぼみです。もうすぐ見られる宿根草とバラの園、イメージを膨らませながら楽しみにしています。                                                                                    (山浦)

                                                                                                                                                    2018年3月

                                                                                                                                                    • 給与所得控除や扶養控除などの改正は、複雑さを増しています。年末調整等の事務手続きも大変になりそうです。消費税の軽減税率もそうですが、企業の事務負担は増すばかりです。税は簡素でなければならないのに逆行しています。
                                                                                                                                                    • 厚生労働省のデータのずさんさ、森友学園問題に絡む財務省の文書廃棄と改ざん(?)疑惑問題、元財務省理財局長佐川氏は現在国税庁長官、税務の世界では書類廃棄・改ざんなんてとんでもないことなのに、あなたたちは許されるのですか?
                                                                                                                                                    • 昨年はインフルエンザに襲われるなか、確定申告は連日悪戦苦闘の日々でしたが、今年は平穏に過ぎています。あと少しで終了します。皆様には資料等の早期のご協力ありがとうございます。 
                                                                                                                                                    • 今年も、庭のクリスマスローズの色んな花が咲き誇っています。も少し暖かくなればいろんな花でより華やかな庭になります。ご興味のある方はどうぞ見に来て下さい。                                                                                                (山浦)

                                                                                                                                                    2018年2月

                                                                                                                                                    • 250万社もある中小企業の中、わずか1,000社強しか使われていないという評判悪かった事業承継税制が、30年度の税制改正で大きく変わる予定ということで紹介しました。国会を通過し詳細が明らかになれば、本当に使えるのか検討していきます。その他の改正についても次の号、そして従来どおり研修会も予定しています。
                                                                                                                                                    • いよいよ確定申告が始まります。我が事務所も業務の効率化を進めることで残業縮減に取り組んでいます。もちろん同時に顧問先支援の充実にも取り組んで参ります。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
                                                                                                                                                    • ふるさと納税でワンストップ納税申請をされた方も、確定申告をされる方はふるさと納税分も必ず入れて申告してください。入れないと確定申告が優先されふるさと納税寄付金控除が消えます。                                                                                     (山浦)

                                                                                                                                                    2018年1月

                                                                                                                                                    • 平成元年6月に事務所開業以来早くも今年で30年目に入ります。多くの方々に支えられ今日があることを改めて深く感謝する次第です。まだまだ多くの課題がある事務所です、その課題を全員で乗り越え、皆様の支援に応えるよう努力して参ります。
                                                                                                                                                    • 年末年始は、ゴルフ、ガーデニング、読書、と久しぶりに行動的な時間を過ごし、充実の5日間でした。
                                                                                                                                                    • 毎年、年初の思いを手帳に書き留めます。昨年の実現度合いは70%、なかなか思うように進まないのが人生、それでも今年も書き留めました。その一つ「ゴルフのスコアー95切り」目標は高めにと言いますが、これでも私にとっては高いのです。
                                                                                                                                                    • AIがものすごいスピードで進化しており、この流れを避けては通れないようです。IT調査機関によれば、2020年には、AIは180万の仕事を人間から奪うが230万もの仕事を創り出すと言われています。なんだかわくわくする未来です。
                                                                                                                                                    • なんだかんだ言っても人も会社も健康が一番。過信せず、体力増進につとめるべし。今年もがんばります。(山浦)

                                                                                                                                                    2017年12月

                                                                                                                                                    • 11月の研修会『成功する経営計画の立て方、実行の仕方』には多数のご参加ありがとうございました。次回の研修会は例年通り改正税法を予定いたしております。”無知はリスク”と考え、これからも皆さんと共に学んでいきたいと思います。
                                                                                                                                                    • 年末から年始にかけて年末調整の手続き、確定申告の準備等々で、必要資料の整理提出などお手数をおかけします。ご協力よろしくお願いいたします。
                                                                                                                                                    • 早いもので29年も残り少なくなりました。今年も皆様のご支援を得て事務所も成長させていただきました。職員一同、心より感謝申し上げます。来る30年もどうぞよろしくお願いいたします。どうぞよいお年をお迎えくださいませ。(山浦)

                                                                                                                                                    2017年11月

                                                                                                                                                    • アベノミクス効果が取りざたされ、有るとか無いとか言われていますが、実際はどうなのでしょう。国税庁の28年分所得税申告の状況を見れば、所得1億円以上の人は2万人を超え、5年前より60%増加。所得金額も1.7%の増加で、20年分以降最高水準です。経済環境は少なくとも悪くはなっていないようです。
                                                                                                                                                    • 「すべての判断は、経営基本方針に照らして行うべし」。それが松下電器の基本姿勢だそうです。どんなに離れた場所で仕事をしていても、近くに上司がいなくても、松下電器には経営基本方針があるから何も困ることはないのです。常に、経営基本方針に照らして判断すればいいわけですので“指示待ち人間”は無いのです。
                                                                                                                                                    • 10月6日から最低賃金の改定があってます。時給737円(旧715円)です。ご注意を。
                                                                                                                                                    • すっかり秋らしくなってきました。風邪など引かないように注意しましょう。(山浦)

                                                                                                                                                    2017年10月

                                                                                                                                                    • 突然の衆院解散、様々な議論が起こっています。各党の公約に対し、この部分は賛成、この部分は反対となかなかぴったりきません。政策ごとの投票も同時にあれば助かるのですが・・・・。
                                                                                                                                                    • 私は元金融機関に勤めていました。当時から企業の悲惨な事例は決して少なくはありませんでした。私はそれらの企業に真剣に向き合って改善をしていきたいのです。金融庁も改革をしていっています。金融機関本来の姿を追求する姿勢は歓迎です。
                                                                                                                                                    • 若い方にストレスの病が広がっているようです。ストレスの第一の要因はスムーズにいかない仕事だそうです。経営者は働くということに多面的に向き合う必要があるようです。
                                                                                                                                                    • 秋薔薇が咲き始めました。(山浦)

                                                                                                                                                    2017年9月

                                                                                                                                                    • 人口問題を伊万里に当てはめてみれば驚愕の事実が浮かび上がります。
                                                                                                                                                      人口減は当然として、労働人口(15歳~65歳)は20年後には約25,500人となり、今より6,000人も減少するのです。さあ、どう対応すればいいのでしょう。
                                                                                                                                                    • 9月より事務所の人事異動を行いました。担当グループの変更あるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
                                                                                                                                                    • 戦争を知らない人達ばかりの時代を迎えつつあります。国を守るためには、軍隊の存在も否定しきれないと言う意見もあります。しかし、その根底に、「戦争は絶対にあってはならないこと」だけは肝に銘じておくべきでしょう。NHK放映の亡き父が参戦したインパール作戦は悲惨でした。(山浦)

                                                                                                                                                    2017年8月

                                                                                                                                                    • 上甲晃氏のご縁で京都の”松下真々庵”を訪れました。松下幸之助がPHP活動のために求めた別邸です。現在は迎賓館として使用されています。哲学の庭といわれる場所です。立ち入った庭は落ち葉一つもない凜とした空間、感動しました。
                                                                                                                                                    • 日経新聞に『税務相談はAIにお任せ』という見出しの記事がありました。国税庁が納税関係の相談や税務調査の分野でもAIの活用をするというのです。怪しい会社をAIを使い判定されるのです。色々な分野でAIの進展はビジネスを様変わりさせるのは間違いないでしょう。しかも近い将来にです。
                                                                                                                                                    • 朝の楽しみの一つは佐賀新聞の”今日の言葉”の欄です。今日は「己が貧しければ、そこに描く富士山も貧しい」という日本画家・横山大観の言葉の紹介がありました。普段は何も感じない通勤の道が休日の散歩では鳥の声が聞こえたり道ばたの小さな花に目がいくものです。心豊かにありたいものです。(山浦)

                                                                                                                                                    2017年7月

                                                                                                                                                    • 設備投資時に業者から証明書をもらわれた方は、事前手続きが必要ですので至急当事務所にお知らせ下さい。
                                                                                                                                                    • 6月の研修会には多くの方にご参加をいただきありがとうございました。中小企業は日本の雇用と経済を支え、私たちの日常を支えています。その大切な中小企業を元気にしていくことを政府は今までにない取り組みで後押ししようとしています。その取り組みは、会計の力で企業を強くするということです。当事務所が訴え続けてきた経営計画の重要性に政府が本腰を挙げたことを嬉しく思います。
                                                                                                                                                    • 朝倉地方の水害は、私達に自然の力ははかり知ることのできないものがあることを再認識させました。太古の昔からの地球の営みにとっては”まさか”に備える力は微力なのだということを人類は知るべきでしょう。原発に備える力も人力では微力なのです。
                                                                                                                                                    • 梅雨時を楽しませてくれた紫陽花ももうそろそろ終わりで、剪定の時期です。葉を五枚ほど残し三段目の節あたりから切ればいいそうです。(山浦)

                                                                                                                                                    2017年6月

                                                                                                                                                    • 元松下政経塾頭 上甲晃氏から日々のメールがあります。以下その一文です。『吉田松陰は、「学は、人たるゆえんを学ぶなり」と言う。「一生懸命勉強して、いい会社に入るのよ」というのでは、学ぶ本当の意味はないのである。「人間として、いかに生きるべきか、いかにあるべきか、何が大切か」を学ぶのが、本当の勉強であるというのである。』かみしめました。
                                                                                                                                                    • めまぐるしかった5月の法人申告も済み、ほっとするまもなく6月は総会等目白押しです。課題も次々と湧いて来て、忙しいなあ、と思うとき新聞の安倍総理の一日の行動欄を見ます。分刻みの業務、昨日海外かと思えば今日は国会答弁、それに比べれば私なんか・・・。何故かほっとします。
                                                                                                                                                    • 今月16日(金)は市民センター14時から例年の「事務所研修会」です、急に飛び入りでも結構です。多くのご参加を。(山浦)

                                                                                                                                                    2017年5月

                                                                                                                                                    • 世間は北朝鮮問題で持ちきりですが、国内でも毎日毎日悲惨な事件が起こっています。この日本どうなっているのでしょうか、じわりじわりと良からぬ方向へ向かっているのでは・・・、気になります。「安泰の日」とか設けてはどうだろう。
                                                                                                                                                    • 今年の庭はバラでいっぱいです。虫除けのクスリをこまめに撒いたのでしっかり育ってくれました。花の好きな方はどうぞ見に来て下さい。庭は自由にウェルカムです。
                                                                                                                                                    • 今年はGWは5日間と、仕事を忘れそうな長さでした。いつもの篠栗巡礼で今回は25ヶ寺を歩いて巡りました。3年がかりで一巡です。74番札所のせんべい売りのおばさんは今年も元気いっぱいでした。もう45年もやってるのだそうです。
                                                                                                                                                    • 5月は3月決算先の申告で、事務所が一番多忙な月です。おまけにGWもあるので、GWは別の日にしてくれないかなと思います。でも毎年不思議と何とかなるものです。(山浦)

                                                                                                                                                    2017年4月

                                                                                                                                                    • 景気は上向きのようですが、再生を図ろうとしている企業がまだまだ多いのが実情です。金融支援のもどかしさも感じたりすることもありますが、がんばる企業の支援者でありたいと奮闘する日々です。あくまで”本気で”がんばる企業の支援ですが。
                                                                                                                                                    • 色んな会合に出るともう来年の新年会のスケジュールが決まったりします。昔?は世の中全体がもう少しゆっくり時が過ぎていたような気がするのは年取ったからでしょうか。そればかりではないような気がするのですが・・・。
                                                                                                                                                    • 庭のしだれ桜がやっと咲きました。リキュウバイの白い花としだれ桜のピンクがダンスしています。その下ではクリスマスローズがまだまだ賑やかです。もうすぐ薔薇も仲間になってきます。今、その仲間の消毒に精を出しています。 (山浦)

                                                                                                                                                    2017年3月

                                                                                                                                                      • インフルエンザに襲われるなか、連日悪戦苦闘の日々である確定申告もあと少しで終了します。今年は10日に完了させる目標でみんながんばっています。今日は7日、事務所に貼り出されている進捗状況は67.3%。ご協力ありがとうございます。
                                                                                                                                                      • 庭のクリスマスローズの色んな花が咲き誇っています。今年は種から育てたクリスマスローズも花が咲き嬉しい限りです。実に咲くまでに3年掛かるのです。ご興味のある方はどうぞ見に来て下さい。(山浦)

                                                                                                                                                      2017年2月

                                                                                                                                                        • 人手不足の時代、こういうときに試されるのが経営者の理念でしょう。目に見える部分での待遇が良いに超したことはないでしょうが、そこに理念や志があるのかといったことが求められるのではないでしょうか。
                                                                                                                                                        • いよいよ確定申告の時期に突入です。いつものお願いですが、できるだけ早く必要書類のご準備のご協力を切に切にお願いいたします。
                                                                                                                                                        • まだまだ冷え込み、インフルエンザも流行ってます。皆様お体ご自愛くださいませ。 (山浦)

                                                                                                                                                        2016年12月

                                                                                                                                                        • 年末調整の時期です。年末調整にあたっての留意事項については事務所だより26年12月号をご覧下さい。ご不明点は当事務所担当者にお尋ね下さい。今年はマイナンバーの収集をよろしくお願いいたします。
                                                                                                                                                        • 11月25日の研修会「金融機関の事業性評価の視点について」には多くのご参加ありがとうございました。金融機関も変わっています。企業も取り組みを変えていかなければなりません。学ぶ機会を逸して井の中の蛙にならないようにしたいものです。
                                                                                                                                                        • 日本フィルの公演が来年も2月10日に唐津市民ホールで開催されます。たまには一流の音楽を楽しむのも心の栄養になります。機会がありましたら是非聴きに行って下さい。
                                                                                                                                                        • 今年は事務所の新築、28周年の感謝の集いも無事済みました。皆様には大変お世話になり感謝申し上げます。来年もよろしくお願いいたします。どうぞよいお年をお迎えくださいませ。(山浦)

                                                                                                                                                        2016年11月

                                                                                                                                                        • 「助成金の申請ができます」「即貸付します」といった通知文書が出回っているようです。この手の詐欺に絶対にひっかっからないようにしましょう。
                                                                                                                                                        • 女性の就労促進の一環として配偶者控除を見直しが取り上げられたましたが、またしても頓挫。消費税軽減税率のごり押しもそうだが、税制改正が政争の具に使われるのはいい加減にしてほしいものです。
                                                                                                                                                        • 人工知能が人の仕事を奪ってしまう、という危機があります。AIはデータで判断するので、データのない事象の判断は難しいらしい。そこに人間らしさが求められるヒントがありそうです。
                                                                                                                                                        • 結婚式で思いがけない人に出会いました。幼なじみ、同級生、昔お世話になった人、これまで多くの人に助けられたのですね。(山浦)

                                                                                                                                                        2016年10月

                                                                                                                                                        • 金融庁は28年9月に『27年事務年度の金融レポート』を発表しました。その中で金融機関に対し「相変わらず担保・保証に依存している対応は変わっていない」として、なお一層の融資先企業の事業の評価に基づく融資や経営改善を求めています。11月の研修会ではその部分をひもときたいと考えています。
                                                                                                                                                        • 決算報告会に取引の金融機関様にもオブザーバーで参加してもらう取り組みを始めました。せっかくの経営者の方々の取り組みを金融機関の方々にも開示し見える化し、金融機関様の協力を仰ぎながら事業を継続発展させていくことを支援していきたいのです。そのための見える化です。徐々に進めていきますので積極的にご検討ください。
                                                                                                                                                        • のんびりと温泉旅館で、庭の緑を眺めながら、コーヒーを片手に読みたかった本を読み、思索する。そんな日を見つけたいですね。いやいやそれはまだまだ早すぎるよってことかな。今日もまた慌ただしい一日が過ぎていきます。(山浦)

                                                                                                                                                        2016年9月

                                                                                                                                                        • 「パナマ文書」なるものが流失し話題となっています。この文書には多くの日本企業と役員の名前が・・・。タックスヘイブンにペーパーカンパニー(実態のない会社)を作り、資産をプールするという手法を使い節税をしている、というわけです。タックスヘイブンというのは、『租税回避地』つまり、税金が全くかからないか、税率が著しく低い国のことです。税法的には、法人税を免れられるという仕組みにはなっていませんし、合法なのですが何か裏があるのではと気になる話題です。
                                                                                                                                                        • 勘を働かせることは経営の場面でとても必要です。この勘は知識というわけでもないようです。知識、経験、習慣等で形成される暗黙知的なスキルです。従業員を育てるにもこのことが大切だと思います。
                                                                                                                                                        • 9月になってやっと涼しくなりました。でも、もう9月です。おせち料理の注文が始まったとのこと、早い。実に早い。(山浦)

                                                                                                                                                        2016年8月

                                                                                                                                                        • ポケモンGOの話題で持ちきりです。いろいろな問題がありますが、経営面からは「店舗集客」のためのアプリとして活躍している点は無視できません。アメリカ、ロングアイランドのピザ屋さんがポケモンでお客を引きつけ売り上げが75%も増えたという報道もあります。
                                                                                                                                                        • フィンテック研修会の参加ありがとうございました。時代はめまぐるしく進化しています。このフィンテックは財務の世界を5年後には様変わりさせることでしょう。事務所ではしっかり支援していきます。
                                                                                                                                                        • 6月末から7月はじめにかけて出張続きで、この事務所便りはやっとこさ書くことができました。一月に一度なのですが、その一月があっという間に来ます。この暑さもお盆までです。お盆を過ぎれば急に秋の気配を感じ、そうこうするうちに年末、また年をとる。顧問先の事業承継の課題が身にしみてわかるこの頃です。(山浦)

                                                                                                                                                        2016年7月

                                                                                                                                                        • アメリカの研究で『成功する子供の条件』の属性を調べたそうです。
                                                                                                                                                        • その結果、やり抜く力、忍耐力、自制心、意欲、社会的知性、感謝の気持ち、楽観主義、好奇心と言った項目が出てきますが、IQの高さはさほど問題にならないとのこと。
                                                                                                                                                          知識と言うより習慣で形成される暗黙知的なスキルが大切だということです。
                                                                                                                                                        • 研修会のご参加ありがとうございました。引き続き7月には今話題のフィンテックについての研集会を開催します。フィンテックってなんだ?そういうことかと理解するためにもご参加下さい。
                                                                                                                                                        • 梅雨明けも間近です。いよいよ猛暑の日が続きます。自分の体を過信せずに、用心してお体ご自愛下さいませ。
                                                                                                                                                        • 庭の雑草が雨と太陽でますます元気に育っています。いったい何のために雑草ってあるのだろうと思いながら日々格闘。雑草からしてみれば勝手に人間が「雑な草」と決めているだけなんですよね。
                                                                                                                                                          それぞれ言い分があるのはあたりまえ。皆さん、参議院選挙必ず行きましょう。(山浦)

                                                                                                                                                        2016年6月

                                                                                                                                                        • 6月3日の事務所の増改築竣工・創立28周年感謝の集いにはたくさんのご参加を賜り誠にありがとうございました。参加の皆様の思い思いの出会いと交流が深まり、商談があった場面もあったようです。有意義な交流の場になったとすれば嬉しく思います。
                                                                                                                                                          消費税の増税が延期となってしまいました。我々専門家としては増税に備え、特に食品の軽減税率について勉強の日々でしたが肩すかしを食らってしまいました。それにしても軽減税率については廃止して欲しいものです。事務が複雑すぎ混乱してしまうと思われます。
                                                                                                                                                          自分の体を過信するのはまずいようです。相応の年齢になれば脳梗塞等の危険もあります。私も思わぬ高熱を出してしまい一日寝込みました。体調を崩しやすい時期です、どうぞ皆様お体ご自愛下さいませ。(山浦)

                                                                                                                                                        2016年5月

                                                                                                                                                        • 舛添都知事の別荘地での週末業務の為?の交通費、随行員を連れた高額のヨーロッパの出張が話題になっています。このことを税務的に見ればどうなるでしょう。民間企業の社長や従業員が同じようなことをしていれば、「社会通念上豪華すぎる」とか、「個人的な費用も含んでいるのではないか」と問題になることは明らかです。そしてその部分は個人の経済的利益として給与と見なされ課税されることになります。まさか課税当局は見逃さないでしょう。
                                                                                                                                                        • 今年もGWには篠栗88カ所巡りをしました。おいしい空気の中、いつも多くの巡礼の仲間に出会います。ひとりひとりの人生があるのだなあと思いながら挨拶を交わします。
                                                                                                                                                        • 5月は3月決算先の申告で、事務所が一番多忙な月です。がんばります。(山浦)

                                                                                                                                                        2016年4月

                                                                                                                                                        • 企業には確実にクリアしなければならないテーマが必要です。まるで精密な建物を建てていくように、テーマを解決しながら組み立てていく必要があります。テーマつまり課題を持って進むことで、企業は発展します。しかしながら、そこが曖昧だと、結果も曖昧で、成果といえるほどのものは出ません。
                                                                                                                                                        • 確定申告も終わり、桜の花も散り、あっという間に4月、本当に月日のたつのが早いです。早く感じるのは単調な生活だからだそうです。子供時代は見るもの聞くものが全て目新しく写り、脳が時間のたつのを遅く感じるのだそうです。年をとると目新しさも薄れ感動が薄くなり、早く感じるのだそうです。確かに一日いろんなことをすると今日は一日長かったなと思いますよね。仕事も人生もメリハリ、感動が大切ですね。 (山浦)

                                                                                                                                                        2016年3月

                                                                                                                                                        • 28年4月からの健康保険料の引き上げの知らせがきました。健康保険料は県単位で決められていますが、何故か九州の県が軒並み高い部類で、しかも佐賀県が日本一でダントツに高いのにびっくりしました。保険料収入が少なく(つまりは所得が少なく)、病気が多いという事でしょうか。なにか解決すべき根本要因があるように感じます。
                                                                                                                                                        • 1月末に導入されたマイナス金利政策は中小企業に資金を回す期待があるようですが、経済実態を見る限り金利が低いからといって設備投資が促進されるとは考えにくいようです。金融機関も収益圧迫となりかえって保守的融資策にならなければいいのですが・・。
                                                                                                                                                        • 確定申告も終盤です。集中力はピークになっています。疲れもたまりますが、もう少ししたらほっと一息です。仕事も人生もメリハリが大切です。毎年一息ついたところでぱっと打ち上げ飲み会です。  (山浦)

                                                                                                                                                        2016年2月

                                                                                                                                                        • 28年度税制改正の骨格が発表されました。主に法人税改正のポイントを書きました。3月に法案が成立し、内容がはっきりしたら研修会を開く予定です。
                                                                                                                                                        • 28年も早くも1ヶ月が過ぎました。クリアしなければならないテーマを明確にして、日常の行動を実践していかなければあっという間に1年が過ぎてしまいます。皆さんがんばりましょう。
                                                                                                                                                        • いよいよマイナンバーが始まりました。税務署提出書類に必要なマイナンバーですが、混乱状態の中、今年は大目に見るといういわゆる弾力的運用のようです。振り回されている税理士事務所です。
                                                                                                                                                        • 暦の上では春です。今年も変わらずクリスマスローズの花が咲き始めました。(山浦)

                                                                                                                                                        2015年12月

                                                                                                                                                        • 金融機関には10年以上の動きのない放置された預金、いわゆる休眠預金が毎年500億円あるということです。これは金融機関の利益となっています。このお金を社会福祉向上のために使おうという法案が審議されています。。
                                                                                                                                                        • マイナンバーが皆さんにも届いたことと思います。色んな混乱が起きています。詐欺も相変わらずです。過剰な反応を感じないでもないですが、仕事柄、過剰とは言ってはおれません。どうなることやら。。
                                                                                                                                                        • 今年もあっという間の一年でした。多くの人と出会い、多くの書に出会い、多くの学びを得ました。ああすれば良かったこうすれば良かったと反省を繰り返しながら少しは成長できたと思っています。感謝の一年です。。
                                                                                                                                                        • 今年も皆様方には大変お世話様になりました。来年が皆様にとってすばらしい年でありますようにお祈りいたします。来年もよろしくお願いいたします。(山浦)

                                                                                                                                                        2015年11月

                                                                                                                                                        • 2017年4月から消費税が10%に引き上げられます。せめて食料品だけでも税率を低くすべきだと論議されています。税理士会、各経済団体は大反対です。給付制を主張しています。主な理由は、軽減税率を入れると流通段階での業者の手間、申告の手間が極めて複雑になるからです。
                                                                                                                                                        • 健康が気になる年齢です。毎朝青汁を飲む、これは胃腸にすこぶる効果的です。にんにく卵黄を飲む、元気の源のようです。酒、熱燗を少々、すぐ眠くなります。
                                                                                                                                                        • 朝夕ずいぶんと冷え込むようになりました。お体ご自愛下さいませ。(山浦)

                                                                                                                                                        2015年10月

                                                                                                                                                        • マイナンバーに関する第2回実務研修には多くのご参加をいただきありがとうございました。事務所では皆様が整備すべき方策の具体的支援を行います。あちこちからの対策のための便乗勧誘があっています。慎重に対応し、必ずご相談下さい。くれぐれも詐欺にもご注意下さい。
                                                                                                                                                        • 8月号でお知らせしました通り、人事異動に伴う担当替えが一部ございます。
                                                                                                                                                          なにかとご不便ご迷惑の部分もあろうかと思いますが、担当グループでしっかり対応していきますのでよろしくお願いいたします。
                                                                                                                                                        • 朝夕の冷え込みで、秋を感じます。各地でおくんち祭りが開催され、伊万里の町もトンテントン祭りで賑わいます。これが済めばあっという間にお正月、実に早い一年です。年の初めの目標はまだまだ未達の状態です。皆様はいかがでしょうか。(山浦)

                                                                                                                                                        2015年9月

                                                                                                                                                        • 東京オリンピックのエンブレム問題は内外に大きな波紋を与えています。
                                                                                                                                                          新しいエンブレムが募集されますが、所詮人間の頭で考えますので、これだけネット社会になれば、新作もきっと類似のものが見つかるのでしょう。いや、面白がって見つける輩がいるでしょう。困った世の中です。
                                                                                                                                                        • マイナンバー法の修正案が成立しています。預金にマイナンバーをつける事も本決まりです。一方国民はまだまだ認識が少ないのが実情です。しかし、事業者は実務ですぐに必要になります。マイナンバー第2回目の研修会はどこよりも実践的な話をします。多くのご参加をお願いします。
                                                                                                                                                        • 税務署の人事異動もあり、いよいよ税務調査が始動します。皆様方には日頃からしっかりとした会計処理をしていただいておりますので、調査時にも慌てることなく取り組んでいただけるでしょう。もちろん私どもがちゃんとフォローいたしますのでご安心下さい。
                                                                                                                                                        • ようやく秋らしくなって参りました。心地よいそよ風の中で、庭を眺めながらのコーヒーは実にうまいものです。と、思ってますがなかなかそうもいかない現実です。(山浦)

                                                                                                                                                        2015年8月

                                                                                                                                                        暑中お見舞い申し上げます。
                                                                                                                                                        まだまだ暑い日が続きます。皆様どうぞお体ご自愛下さいませ。

                                                                                                                                                        • あるところから毎月PHPをいただきます。その記事に、セブン&アイ.ホールディングス会長の伊藤雅俊氏の随想がありました。氏の母がいつも言ってた言葉だそうです。「『お客様はきてくれないも』『お取引先は応じてくれないもの』『銀行は簡単にお金を貸してくれないもの』商売はないない尽くしから出発するものだよ」だから心からの感謝を忘れてはいけないのです。
                                                                                                                                                        • 毎日毎日耳をふさぎたくなるような悲惨な事件が報道されています。親族間の事件が目につきます。家族という絆が段々と壊れていっているのでしょうか。とても気になります。
                                                                                                                                                        • お盆は先祖の霊や亡くなった近親者の霊を、生前過ごした家に迎えて供養する行事で、正式には盂蘭盆会(うらぼんえ)というそうです。先祖に感謝。(山浦)

                                                                                                                                                        2015年7月

                                                                                                                                                        • 佐賀わくわく10%プレミア商品券55万セット60.5億円の約半分が発行されましたが、あっという間に売り切れました。2次販売は7月12日からです。伊万里市は10月3日からの予定で20%プレミア商品券を発売予定です。かなり有利な制度です.地域の活性化のために活用しましょう。取り扱い店舗・事業所にも積極的になりましょう。
                                                                                                                                                        • マイナンバー制度は、「平和安全法制整備法」問題に隠れてしまっていますが、もうすぐ始まる新しい重要な制度です。具体的事務取り扱いについて支援していきます。
                                                                                                                                                        • ふるさと納税制度は地方活性化のための施策の一つです。是非、検討してみて下さい。ご不明点は、事務所のスタッフへお尋ね下さい。
                                                                                                                                                        • なでしこジャパンの活躍、あの体格の差でよく頑張りました。男子もがんばって欲しいですね。
                                                                                                                                                        • 梅雨開けすれば暑い暑い日々が待っています。どうぞお体ご自愛下さいませ。
                                                                                                                                                        • 秋に備えコスモスが咲き誇る庭を想像しながら種を撒きました。(山浦)

                                                                                                                                                        2015年6月

                                                                                                                                                        • 国税庁の発表によれば、欠損法人割合は前年度比で減少するも依然68.2%と高い水準です。まだまだ底上げが必要です。
                                                                                                                                                        • 9日にマイナンバー法に関する研修をしましたが、多くの参加をいただき嬉しく思います。関心の高さを感じました。
                                                                                                                                                          よりにもよって日本年金機構の情報漏洩問題はこの制度に水を差しました。それにしても、ずさんさには、あきれ果てます。こんなところに大切な年金の運営を任せていいのでしょうか。これが民間なら上からおとがめがあるのですが、誰も責任をとらず罰も受けないのでしょうね。
                                                                                                                                                        • 早くも梅雨時、季節の変化とともに、咲く草花も変化しています。今は紫陽花が我が物顔です。(山浦)

                                                                                                                                                        2015年5月

                                                                                                                                                        • 3月末に世間を騒がせた大塚家具の事業承継問題。このことは中小企業でも起こりうる、というより起こっていることです。先代の理念を無視した社員を無視した経営手法を強行すれば会社はばらばらになります。育成期間を経て、選んだ後継者を信じることも大切ですが、後継後をしっかり見つめることも大切です。そこでやっと承継が終了します。まずは事前にビジョンと理念のすりあわせをしっかりとしておくことでしょう。
                                                                                                                                                        • 我々には、会社及び個人の財産を成長させていくお手伝いをするという重要な仕事があります。会社の風土も違えば、社長の価値観も、家族の構成も違う中で、ニーズはまちまちです。どういうアドバイスを求めておられるのか我々が掴まなければなりませんが、どうぞ色々ご相談下さい。(山浦)

                                                                                                                                                        2015年4月

                                                                                                                                                        • 倒産件数は2008年の15,646件をピークに2013年は10,855件と30%強も減少しています。一方で、2013年の休廃業・解散件数は28,934件と、同年の倒産件数の2.7倍近くもあります。廃業した企業の組織形態は個人事業主が約9割を占め、廃業者の年齢構成は60歳代以上が約9割だそうです。廃業時の経営状況は、資産超過が4割で、余力があるうちに事業を閉めていますが、残る6割は債務超過状態です。そうならないように対策していきましょう。
                                                                                                                                                        • 予期せぬ出来事もありましたが、確定申告も無事に済みました。ほっとしているところです。仕事は決して一人ではできるものではありません。職員の皆さんのがんばりに感謝です。
                                                                                                                                                        • 心地よい暖かさとなり、自然を親しむ山登り等が楽しそうな季節になりました。(山浦)

                                                                                                                                                        2015年3月

                                                                                                                                                        • 確定申告の忙しい時期にとうとうインフルエンザにかかり、2日間寝込みました。うがい手洗いを励行し気をつけていたのですが・・・。かかるときにはかかりますね。今はすっかり直りました
                                                                                                                                                        • 常識を破れと言われますが、基本となる常識は常識であって、その常識はないがしろにするわけにはいきません。常識の範囲内での行動ができるはずなのにマニュアルがないと行動できなくなっている若者が多くなっている様に感じます。常識はこれをマニュアル化するものでもないでしょう。常識ある人は空気を読むことができるのですが、この空気を教えるのは至難の業、失敗を含めた経験を積んでもらうしかないようです。
                                                                                                                                                        • 確定申告もあと数日、連日遅くまでがんばってます。皆様にはご協力ありがとうございます。これが済むとすっかり春です。庭にいる時間も多くなりそうです。 (山浦)

                                                                                                                                                        2015年2月

                                                                                                                                                        • 27年度税制改正の骨格ができました。改正のポイントを書きました。3月に法案が成立し、内容がはっきりしたら研修会を開く予定です。
                                                                                                                                                        • 得体の知れないところから「融資できます」という案内が来ているようです。詐欺まがいもあります。絶対に手を出さないようにして下さい。
                                                                                                                                                        • 10月に全国民・全法人にマイナンバーが交付されます。社会保障、税等々が一元管理されることになります。公平公正さを求めるものですが、何となく薄気味悪い感じがします。企業にも厳しい番号管理を求められます。
                                                                                                                                                        • いよいよ確定申告が始まりました。資料等早めによろしくお願いいたします。
                                                                                                                                                        • いまだ寒さ厳しいですが、もう暦の上では春です。庭には今年も変わらず元気にクリスマスローズの花が咲き始めました。 (山浦)

                                                                                                                                                        所長より一言 平成26年

                                                                                                                                                        所長より一言 平成25年

                                                                                                                                                        所長より一言 平成24年

                                                                                                                                                        所長より一言 平成23年

                                                                                                                                                        所長より一言 平成22年